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オリンピックのネット中継、7割が「今後も利用したい」〜NHK:実況はなくていい?
NHKは、ロンドンオリンピック開催期間中に実施した「ライブストリーミング」に関する利用者アンケートの結果をまとめた。
NHKは、ロンドンオリンピック開催期間中に実施した「ライブストリーミング」に関する利用者アンケートの結果をまとめた。
これによると、アンケートの有効回答5043件のうち、PCもしくはスマートフォン/タブレットで利用した人は6割に上った。またストリーミング中継には実況や解説が付かなかったものの、「あった方がよい」と回答した人が36%だったのに対し、「あってもなくても関係ない」が42%、「ない方が見やすくてよい」も22%となった。
今後の利用意向をたずねた設問では、「ぜひ利用したい」が49%、「利用したい」が20%。使用者のうち、7割近く(69%)が好意的に評価している。
NHKは、日本時間の7月28日から8月12日まで、「ロンドンオリンピック特設サイト」を通じて1日6〜19競技を最大8チャンネルでライブストリーミングを行った。NHKは放送法によって未放送の番組をインターネットで配信することはできないが(放送法第20条第2項第2号)、ロンドンオリンピックでは、「放送の補完」を目的とし、ロンドン大会の期間内に限定した特別な取り組みとして総務省の認可を得た。
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