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フォステクス、USB DAC「HP-A8」のファームウェアバージョンアップを提供:DSD再生の制約を改善
フォステクスは、据え置き型USB DAC兼ヘッドフォンアンプ「HP-A8」のファームウェアバージョンアップを開始した。
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フォステクスは、据え置き型USB DAC兼ヘッドフォンアンプ「HP-A8」のファームウェアバージョンアップを開始した。10月15日より「Version1.10」の提供を開始している。
Version1.10の主な変更点は下記の通り。なお、USB経由のDSD再生にはまだ対応していない。
- INPUTとVOLUMEの値が記憶できるようになった。
- SDカードからのDSD再生において、再生ファイルのフォルダ間移動が可能になった。SDカード内に作成可能な最大フォルダー数は10個まで。
- DSDファイルのファイルネームが、拡張子を含み53文字まで認識できるようになった。
- DSDファイルの再生において、フォルダ内に格納できるファイル数が20個から30個に増加。
- SYSTEMメニューに「RESET」を追加。設定を工場出荷時に戻すことが可能になった。
- 安定動作のため、USBの処理を軽くし、PC側の負担を抑制。
- DTS信号(ブルーレイマルチ)などの入力時のノイズ発生を修正。
- ヘッドフォンアンプのGAIN設定範囲を12デシベルから20デシベルまで拡大。
HP-A8は、大容量トロイダル電源トランスやオーディオ用電子ボリュームなど、ピュアオーディオの設計を随所に盛り込んだ単体DAC。32bit DACチップ「AK4399」を搭載し、最大192kHz/24bitまで対応する。また、背面のSDカードスロットはDSDファイル(.dsf、2.8MHzまで)の再生も可能だ。ヘッドフォンアンプの出力は、最大700ミリワット(32オーム時)となっている。
入力端子は、光デジタル(2系統)、同軸デジタル、AES/EBU、アナログ(RCAピンジャック)。出力端子はアナログ(RCAピンジャック)、光りデジタル、同軸デジタル、標準ヘッドフォン端子(2系統)。
外形寸法は、213(幅)×78(高さ)×315(奥行き)ミリ。重量は約3.8キログラム。
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