ひとまわり大きくなった新生「SOLID BASS」、2つのオーバーヘッドモデルが登場
オーディオテクニカが型番に“X”を冠した新生「SOLID BASS」のオーバーヘッドモデル2機種を発表した。
オーディオテクニカは5月23日、型番に“X”を冠した新生「SOLID BASS」のオーバーヘッドモデル2機種を発表した。価格は「ATH-WS55X」が9975円、新しいエントリー機となる「ATH-WS33X」が6200円。いずれも6月20日に発売する。
ATH-WS55Xは、従来のエントリーモデル「ATH-W55」の後継機。型番はマイナーチェンジモデルに見えるが、実際はドライバーから設計、デザインまでを一新した「Re:Birthモデル」(=新生)となっている。
ドライバーには、ATH-W55の40ミリ径よりひとまわり大きい53ミリ径を採用。新設計の「エクストラチャンバーメカニズム」とあわせ、SOLID BASSシリーズならではの重低音を作り出す。ただし、入門機として製品コンセプトの分かりやすい音作りをしていたATH-W55に対し、今回は「少し上品な“オトナ向け”の音作り」(同社)を目指した。再生数端数帯域は10〜2万4000Hz。インピーダンスは46オーム、感度は100dB/mW。
デザイン面では、2つの空気室(チャンバー)を外側から色分けすることで、改めて製品コンセプトを主張している。カラーバリエーションは、グレーがワンポイントの「ブラック」とレッドをあしらった「ブラックレッド」の2種類だ。
このほか、無段階調整のヘッドバンド、全体がフラットになる折りたたみ構造(スイーベル機構)も特長。プラグは金メッキの3.5ミリステレオミニ(L型)で、コードは1.2メートル。重量は195グラムとなっている。
一方、新しい入門機に位置付けられる追加モデル「ATH-WS33X」は、従来のATH-W55と同じ40ミリ径ドライバーで、もちろん専用の空気室で低域を拡張する「エクストラチャンバーメカニズム」を採用している。
再生周波数特性は10〜2万3000Hz、インピーダンスは34オーム、感度は102dB/mW。ブラック、レッド、ホワイトの3色をラインアップした。
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