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地味だけどリアル?、“AQUOS”ブランドの4Kテレビが目指したもの(2/2 ページ)
シャープの「UD1シリーズ」は、“AQUOS”(アクオス)ブランドを冠した初の4Kテレビだ。ただし、その画作り(画質チューニング)は、従来のAQUOSとは一線を画すようだ。
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「店頭モード」はありません
シャープに限らず、家電量販店の店頭などではリッチな色あいと画面の明るさを強調したド派手な「ダイナミックモード」に設定し、人目を引くのが一般的だ。それが一般家庭の視聴環境とは大きく異なることから、「店頭モード」などと揶揄(やゆ)されることもある。
しかしUD1シリーズでは、ダイナミックモードによる店頭展示は行わない。代わりに用意したのは、「標準モード」をベースに明るさだけを向上させた「高精細モード」というもの。量販店の店内は一般的案家庭よりもかなり明るいため、輝度アップは欠かせないが、色温度や色の濃さは標準モードとまったく同じだ。
「フルHDテレビがファーストインプレッション重視の訴求であるのに対し、4Kテレビはリアリティーを追求する。一見、地味に見えるかもしれないが、店頭で見た画質を、そのまま家庭のリビングルームで楽しめる」(同氏)。
新しい手法でユーザーに訴求する“AQUOS”UD1シリーズ。「これまでにない取り組み」(同社)は吉と出るのだろうか。より買いやすい価格の60V型「LC-60UD1」は、8月10日に発売される。
型番 | LC-70UD1 | LC-60UD1 |
---|---|---|
画面サイズ | 70V型 | 60V型 |
パネル解像度 | 3840×2160ピクセル | |
バックライト | エッジ型LEDバックライト | |
無線LAN | ○ | |
録画機能 | ○(USB外付けHDD対応) | |
DLNA/DTCP-IP | ○ | |
外形寸法 | 157.8(幅)×99.6(高さ)×38.3(奥行き)センチ | 137.8(幅)×87.6(高さ)×38.3(奥行き)センチ |
重量 | 約55キログラム | 約45キログラム |
実売想定価格(オープンプライス) | 85万円前後 | 65万円前後 |
発売日 | 6月15日 | 8月10日 |
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