Rovi、HEVC/H.265に対応した「DivX 10」発表――H.264なら4Kも:IFA 2013
Roviは、DivXの最新バージョン「DivX 10」で新しい映像コーデック「HEVC/H.265」をサポートした。「IFA 2013」でデモを行う。
Roviは、新しい映像符号化方式「HEVC/H.265」でDivXビデオの作成や再生が行える「DivX 10」を9月6日に発表した。同社のWebサイトから無料でダウンロードできる。
HEVC(High Efficiency Video Coding)は、H.264の半分程度の情報量で、同等以上の品質の映像コンテンツを再現できる“次世代”映像符号化方式。国際標準化団体のITUとISO/IECの共同で規格化作業が行われ、H.265として標準規格化。日本では4K/8Kの次世代放送サービスに採用される見込みだ。
DivX 10では1080p(フルHD)までの「DivX HEVC」ビデオエンコードに対応した。DivX HEVCは無料のプラグインとして提供され、DivX 10のコンポーネントである「DivX Converter」「DivX Player」「DivX Web Player」で利用できる。エンコードでは従来のH.264よりファイルサイズを小さくできるのはもちろん、Core i5搭載のPCでリアルタイムのデコードも可能だという。また、コーデックはH.264になるが、4K解像度のDivX Plusエンコードも可能になっている。
システム条件(DivX HEVCビデオ再生)は、1.6GHz以上のデュアルコアCPUと4Gバイトメモリ、OSはWindows XP以降。またMac OS X 10.6以降でも利用できる。
なお、9月6日から13日までドイツ・ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA2013」の同社ブースで、DivX 10のデモンストレーションを行う。
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