ついにアイリスを搭載、JVCが4Kプロジェクター「DLA-X700R/X500R」を発表(2/2 ページ)
JVCケンウッドは、D-ILAプロジェクターの新製品「DLA-X700R」および「DLA-X500R」を発表した。HDMIの4K/60p入力に対応したほか、初めてアイリスを搭載。「究極の黒」をうたう。
また、クリアブラック処理はRGBをそれぞれ独立して処理するため、“青かぶり”のような色にじみにも有効。明るいシーンでもテクスチャーの再現性が上がり、色の純度も向上するという。
一方、4Kアップスケールや超解像処理を含む映像処理技術「Multiple Pixel Control」(MPC)には、新たに「オートモード」を搭載した。同社は昨年の「DLA-X75R」などに高周波から低周波まで8バンドに分割し、それぞれに処理を施せるフィルタリング技術を導入したが、実際に活用する際はユーザーが映像素材に合わせて「4Kプロファイル」を選択する形だった。「効果は確認できたが、プロファイル切替の意味が分からないといったケースも多かったようだ」(同社)。そこで今回は、プロファイルの選択を自動化。4K入力信号にも対応し、「どのような映像信号が入ってきても、最適な映像を楽しめる」という。
このほか、動きの速いシーンで残像感を低減する「クリア・モーション・ドライブ3」も新たに4K信号や3D信号をサポート。画質モードにはAdobe RGBに対応した「フォトモード」を追加して、デジタルカメラ画像の出力をカバーした。さらにx.v.YCC対応により、今後国内でも販売される「Mastered in 4K」Blu-ray Disc再生に備えている。
今年から提供しているスマートフォン用アプリは、従来のiOS版に加えてAndroid版も用意する計画。初心者でも扱える対話形式の画質設定メニューや、ユーザー自身が調整した映像モード(メモリー)のIn/Out機能に対応するという。さらにWeb上にある取扱説明書と連携し、細かい情報も表示できるようになる予定だ。
JVCでは、DLA-X700R/X500Rの発売に先立ち、先行試聴会を愛知県名古屋市および福岡県福岡市で開催する予定だ。また関西地区については、11月9日と10日に開催される「オーディオセッションIN大阪2013」の同社ブースでも試聴できるという。
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