世代による違いがはっきり――クロス・マーケティング「音楽鑑賞に関する調査」
クロス・マーケティングは2月10日、「音楽鑑賞に関する調査」結果を発表した。趣味として「音楽鑑賞」や「楽器演奏」を挙げた15〜59歳の男女を対象にインターネットアンケートを行った。
クロス・マーケティングは2月10日、「音楽鑑賞に関する調査」結果を発表した。趣味として「音楽鑑賞」や「楽器演奏」を挙げた15〜59歳の男女を対象にインターネットアンケートを行った。有効回答は694件。
これによると、1カ月あたりの音楽鑑賞に使用する金額は「1000円未満」と回答した人が40%で最も多く、「全くお金は使わない」人も21%いた。
また音楽にお金を使う人のうち、購入する媒体は「CD」が68%で1位、次いで「有料の音楽配信サービス」の25%だった。CDを購入しない人(222人)にその理由をたずねたところ、「YouTubeなどの動画視聴サイトで鑑賞できるから」が1位(48%)、「レンタルするから」が2位(37%)、「価格が手ごろではないから」が3位(32%)だった。
世代による違いがはっきりした部分も多い。例えば音楽鑑賞場所で「歩きながら」「電車、バス」といった移動中は若年層ほど高くなる。音楽の情報入手源としてYouTubeなどの動画配信サイトやテレビを挙げた人も若年層ほど多く、年代が上がるにつれ「ラジオ」や「友人・知人からの紹介」が増える。
さらに音楽鑑賞時に使う機器については、若年層が「デジタルオーディオプレーヤー」「スマートフォン」などモバイル機器が多い一方、「CDプレーヤー/MDプレーヤー」「自宅のコンポなどオーディオ機器」は年齢が高くなるほど割合が高くなった。一方、全体でトップの「パソコン」は年代差が現れなかった。
関連記事
- 10代男性の5割が「インターネット経由でラジオを聴きたい」――NTTアドの「ラジオに関する調査」
NTTアドは、2000名を対象とした「ラジオに関する調査」を実施した。インターネット経由ラジオの聴取意向率は10代男性では約5割で、自分のライフスタイルに合わせて自由に聴けるという部分が評価に繋がっているようだ。 - 10代〜20代のスマホユーザー、半数近くが「付属イヤフォン」――リビジェン調査
リビジェンは、10代〜20代の男女500人を対象とした「音楽鑑賞」に関する調査を実施。スマートフォンで毎日音楽を聴くのは約4割で、半数近いユーザーがスマートフォン付属のイヤフォンを使用している。 - スマートテレビの認知率は5割以上、ただし利用者は2.6%――マイボイスコム調査
マイボイスコムは「スマートテレビに関するアンケート調査」を実施した。認知率は52.5%で、利用者は2.6%。利用したいサービスでは「動画サイト」が最も多かった。 - テレビを見ながらゲームやチャット――ニールセンのマルチスクリーン利用動向調査
ニールセンは、生活者のマルチスクリーン利用実態の分析結果を発表。10代・20代の8割は複数デバイスを同時使用しており、若年層ほどテレビの視聴中にスマートフォンを利用する傾向が強かった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.