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わが家のダニと対面した結果――ダイソン「ハウスダスト実態調査」(2/2 ページ)
エフシージー総合研究所の川上裕司博士とダイソンが共同で「ハウスダストの実態調査」を実施している。その第1回調査結果が発表されたので、モニターの1人として報告したいと思う。やっぱり……いたんです。アレが。
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結果からいうと、いた。
やっぱり、いた。
いらっしゃったんです。
見つかったのは、コナヒョウヒダニの成虫が3頭、幼虫が3頭の計6頭(いずれも破片を含む)。ただし、そのほかの室内発生型の小型昆虫類はいなかった。
被験者45人の「コナヒョウヒダニ」検出数(幼虫、成虫)をグラフ化したもの。室内塵性ダニはコナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニの2種が頻出するが、今回はコナヒョウヒダニが多かった。エフシージー総合研究所では、「近年、国内の住宅内ではコナヒョウヒダニが多くなっているとされるが、今回の調査をこれを裏付ける結果になったと考える」としている
真菌(カビ)も3種類が見つかった。1つは「Cladosporium ssp.」(クラドスポリウム属)、2つめが黒色真菌の1種(Dematiaceous fungi)、最後に「酵母の仲間」。酵母ときいて、以前セミナーで聞いた川上先生の言葉を思い出した。
「酵母菌には二面性がある。善玉が多い一方、カビ毒を発生したり、アレルゲンになるケースも多い」(川上氏)。
こうして自宅から検出されたダニやカビ菌を見ると、改めて掃除の大切さが分かる。幸い、わが家にハウスダスト由来のアレルギー疾患を持つ人はいないが、いつ発症してもおかしくはない。なにより、変な同居人(虫)はいらないのだ。室内環境はきれいにしておくにこしたことはない。
ちなみに、普段なかなか掃除をしない家人(昆虫嫌い)に上の写真を見せたところ、かなりショックを受けた様子で、今後はマメに掃除や洗濯をすると決意を固めた。これは、わが家にとって大きな一歩。今は「ハウスダストの実態調査」を企画してくれた川上先生とダイソンに感謝の気持ちでいっぱいである。
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