カナルワークス、BAドライバー8基搭載のイヤフォン「CW-L71」を発表:より繊細な高音を……
個々人の耳の形に合わせたイヤフォンをオーダーメイドで制作しているカナルワークスがバランスド・アーマチュア・ドライバを8基搭載した新製品を発表した。
カナルワークスは2014年6月23日、カスタムイヤフォンの新製品「CW-L71」を発表した。1人1人の耳の形に合わせて作成する完全受注生産で、注文は6月28日から受け付ける。生産は8月から。価格は14万円(税別)。このほかに耳型を採取する費用がかかる。
現在、同社が販売している最上位モデル「CW-L51a」をベースに、高域をより精密に、繊細に鳴らすことを意図して開発したモデル。CW-L51aでは3Way(高域/中域/低域)に2つずつ、合計6つのバランスド・アーマチュア・ドライバを搭載しているが、新製品のCW-L71では高域用にさらに2つのバランスド・アーマチュア・ドライバを追加した。狙い通り、高域がより鮮明になっただけでなく、中低域においてもそれぞれの楽器の存在感が増したとしている。
インピーダンスは20オームで、感度は109デシベル。本体とケーブルはコネクタでつなぐ仕様になっており、ケーブル交換が可能。ケーブル長は127センチと162センチの2種類から選べる。オプションで極細で耐久性に優れ、音質に配慮して銀のコーティングを施したケーブル「ステルスケーブル」も選べる。ケーブルの色はクリアとブラックを用意している。
好みに合った音に調整できるモデルも
CW-L71を基に、調整用の部品(抵抗)をユーザーが交換することで好みの音質を追求できる「パーソナル・サウンド・チューニング・システム」(PSTS)を採用した製品「CW-L71PSTS」も発売する。11種類の抵抗が付属し、交換して試すことができる。受注開始は6月28日で生産は8月から、価格は15万円。
なお、カナルワークスはこの新製品を第5回ポータブルオーディオフェスティバル(6月28日、29日にベルサール秋葉原で開催)で展示する予定だ。
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