日立アプライアンスは8月6日、“LED導光環シーリング”をうたう新製品「きらめき」を発表した。独自技術により、明かりに“きらめき”をプラスしたという意欲作。12畳用の「LEC-DHS1230C」を10月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭では6万円前後になる見込みだ。
LEDモジュールは外周部に配置。ここから出る光を透明なカバーに導光し、カバーに印刷された透過材から光を射出する仕組み。この透過材の部分が環状になっているため“導光環”と呼ぶ。
一般的な拡散材入りの導光板では、効率良く光を取り出せる一方で、均一な光り方をさせるのは難しい。しかし導光環なら中心部のピッチを狭くするなど太さや間隔を調整することで全体を均一に光らせることができるうえ、輝度の強弱により、「きらめきを感じる新しい光り方になった」(同社)。
さらに導光板自体にカバーの役割を持たせ、従来のLEDシーリングライトには必須だった乳白色のカバーを不要にしたことで、器具高さ72ミリという薄型設計と590ミリ径のコンパクトなサイズを実現した。合わせて枠をシャンパンゴールドで塗装し、華やかさを加えている。
明るさ(全光束)は〜12畳の基準値上限となる5499ルーメン。さらに同時発表の洋風タイプと同様、文字などが見やすい波長特性と明るさ向上による「ラク見え」機能も搭載した。ラク見え使用時の光束は6599ルーメン。消費電力は全灯時で60.6ワット、ラク見え時で80.8ワットとなっている。
関連記事
- LEDシーリングに“見やすさ”を足し算――中高年に優しい日立の新技術
日立アプライアンスは8月6日、LEDシーリングライトの新ラインアップを発表した。ボタン1つでより明るく、太陽光に近い自然な明かりになる「ラク見え」機能を新搭載。 - 野菜を眠らせて鮮度を保つ!? 日立冷蔵庫の「スリープ野菜」
日立アプライアンスの新型冷蔵庫には新たに「スリープ野菜」が搭載された。葉物野菜を中心に鮮度と栄養素を長持ちさせるという。 - 日立、小型軽量でも吸引力が強いサイクロン式掃除機を発表
掃除機は毎日使うもの。力強くゴミを吸い取るだけでなく軽く取り回せるものがほしい。日立アプライアンスは本体を小型化しながら、吸い取る力を既存製品よりも高めた製品を発表した。 - 日立、65型の4K液晶テレビを発売、HDMI 2.0に対応
日立リビングサプライから4Kテレビが登場した。HDMI 2.0に対応し、4Kを映像を1秒間に60コマ(4K60p)転送できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.