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ローランド、DSD変換にこだわったUSB-DAC内蔵ヘッドフォンアンプ「Mobile UA」

ローランドの「Mobile UA」は、PCM音源をDSDに変換して再生することを推奨しているユニークなUSB-DAC。ヘッドフォン端子は2つ備えている。

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 ローランドは9月1日、USB-DAC新製品「Mobile UA」を発表した。WAVやFLACなどのPCM音源をDSDに変換して再生できるユニークなアイテム。価格はオープンプライスで、店頭では3万3000円前後(税込)になる見込み。発売は11月を予定している。


「Mobile UA」−−

 バッテリーは持たないバスパワー駆動タイプ。新開発のDSPオーディオエンジン「S1LKi」と1bit DACを搭載。独自の「VS Streamingテクノロジー」により、DSD変換による音の遅れが極めて少ない安定した動作を実現しているという。


ボリューム調整はボタン式。バッテリーは持たないバスパワー駆動タイプだ

 2.8MHzのDSDは、DoPやASIOによりネイティブ再生が可能(ドライバーは発売時に公開予定)。5.6MHzのDSDは「S1LKi」を介して2.8MHzにダウンサンプリングして再生する仕組みだ。

 一方、44.1kHz/16bitや192kHz/24bitといったPCM音源をそのまま再生することも可能だが、メーカーの推奨はDSDに変換して再生すること。「アナログ構成に合わせたアップ・コンバート処理と、1bitデータへの変換を施すことで、PCMデータが持つクオリティーを大きく引き出す」という。「DSDと同じ1bit DACを使うことで、これまでのDA変換に比べて曇りのない、なめらなかな音色になる」(同社)。


動作フロー

 内蔵ヘッドフォンアンプは158ミリワット+158ミリワット(40オーム時)。ヘッドフォン出力が両サイドにある(2系統)ため、2人で同時に楽曲を聴くことができる。また片側のヘッドフォン端子をステレオAUXに設定して4チャンネル出力も可能。ライブ・パフォーマンスにおけるクリックを使った演奏にも対応できるという。


両サイドにヘッドフォン出力を装備

 本体サイズは108.2(幅)×65(奥行き)×16(高さ)ミリ。重量は130グラム。

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