パイオニア、DJヘッドフォン新製品「HDJ-2000MK2」を発売
パイオニアは「HDJ-2000」の後継モデルとなる「HDJ-2000MK2」を3月に発売する。多くのプロDJにヒアリングを行い、ニーズに合った改良を施した。
パイオニアは1月22日、DJヘッドフォンの新製品「HDJ-2000MK2」を発表した。ブラックとシルバーの2色を3月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭では3万7000円前後になる見込みだ。
2008年に発売した「HDJ-2000」の後継モデル。多くのプロDJにヒアリングを行い、ミックスプレイ時のビートを明瞭(めいりょう)に再生し、中高域の微妙な音の違いをクリアにするなど、DJ用途で必要とされる音質を追求したという。
ドライバーは50ミリ径で、ボイスコイルの巻き幅や巻き回数などを変更。ダンスミュージックのビートを明瞭に聴き取ることができるようにした。イヤーパッドを密閉縫製としたことも中高域における音のニュアンスをクリアにする再現するためだという。再生周波数は5〜3万Hz、インピーダンスは32オーム、感度は107dB/mW。最大入力は3500mW(JEITA)。
またハウジング内に小容量のチャンバーを設けたことで中音域における外来ノイズの遮音レベルを「HDJ-2000」より約7dB向上。クラブのフロア内など大音量の流れる場所でもモニタリングしやすくなっている。もちろんスイーベル機構(回転機構)によりハウジング部が90度回転するため、いわゆる“片耳モニター”が可能だ。
時間のDJプレイでも疲れにくい装着性、およびプロのヘビーな使い方に耐える堅牢性も特長の1つ。例えばヘッドバンドが頭に接する面積を増やしてズレを防止。ヒンジやハンガー部には堅牢なマグネシウム合金を使用している。ケーブルは着脱式で、1.2メートルの片出しカールコードと1.6メートルのストレートコードが付属する。そのほか、パッケージには6.3ミリ標準プラグアダプター、ヘッドフォンケースが同梱(どうこん)される。
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