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衛星放送協会とスカパーJSAT、ネット上の著作権侵害対策を共同で推進
衛星放送協会とスカパーJSATは、ネット上の違法アップロート対策について、7月1日からに本格的に取り組みを開始すると発表した。
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一般社団法人 衛星放送協会とスカパーJSATは、インターネット上に違法アップロードされている動画コンテンツの著作権侵害対策について、7月1日からに本格的に取り組みを開始する。スカパーJSATの協力のもと、衛星放送協会がアルビクスのASPサービス「とりし丸」を契約。その機能を衛星放送協会の正会員やスカパー!をプラットフォームとする全BS/CS放送事業者へ無償提供するという。
衛星放送協会は、今年1月から3月にかけて(2カ月間)トライアルを実施しており、参加社にアンケート調査を行った。トライアルでは、「とりし丸」を使って自社でネットの監視と削除要請を行う形のほか、事前に登録した番組を対象にネットの監視などを全て外注する形の「違法アップロード監視サービス」(イー・ガーディアン)も検証した。トライアルには24社26チャンネルが参加し、2カ月間で6833件の動画を削除。アンケート調査の結果、「ASPサービス(とりし丸)を利用した場合は事業者の負担は大きいが価格面で継続しやすく、参加社の約半数が「有効だった」と回答したという。また今回のトライアルを通じて約半数の参加社が違法アップロードに対する認識が変わり、「今後も何らかの対策が必要」と認識している事業者が8割を超えたという。
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