歯間の汚れを99.9%除去――フィリップス「ソニッケアー エアーフロス ウルトラ」登場
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、電動口腔洗浄機「ソニッケアー エアーフロス ウルトラ」を7月上旬に発売する。加圧した水と空気の噴射を1〜3回連続で行える「トリプルバーストテクノロジー」を搭載。
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは6月16日、電動口腔洗浄機「ソニッケアー エアーフロス ウルトラ」を発表した。加圧された水と空気の噴射により歯間の汚れを落とす電動フロスの新製品。7月上旬から全国の家電量販店や通信販売などで順次発売する。価格はオープンプライス。実売想定価格は1万9800円(税別)。
年齢とともに歯ぐきがやせ、歯垢が溜まりやすくなる歯間。歯周病などの原因にもなる歯間の歯垢を落とすために歯間ブラシやデンタルフロスを使用している人は約4700万人に上るという(フィリップス調べ)。しかし、このうち4割にあたる約1900万人は継続して利用していない。理由の多くは「使いにくい」「面倒」「手を入れるのが不潔」など使い勝手に関わる部分だった。つまり、ユーザーの不満を解消する製品を投入できれば、「歯間洗浄の市場には大きな可能性がある」(フィリップス オーラルヘルスケア シニアマーケティングマネージャーの前橋香代子氏)。
同社は2012年から電動エアーフロスを販売しており、今回の新製品は第3世代にあたる。新たに加圧した水と空気の噴射を1〜3回連続で行える「トリプルバーストテクノロジー」を搭載。また一度の噴射で従来より広範囲の歯間と歯ぐきを洗浄できる新開発ノズルにより、歯間の歯垢除去率は約99.9%を実現したという。「完璧に近い歯垢除去を目指す人に使ってほしい」(同社)。
本体はシルバーと白を基調とし、ノズル部の根元には金属のデコレーションリングを設けて高級感を演出した。これは、同社の電動歯ブラシ「ソニッケアー」の最上位モデル「ダイヤモンドクリーン」と統一したデザインだ。
使い方は簡単だ。背面の水タンクに水を入れ、電源ボタンを長押しして電源オン。電源ボタンを押して自動噴射回数(1〜3回)を設定したら、歯と歯の間にノズルを軽く押し当て、上部ボタンを押して噴射する。ボタンを押し続けると一定の間隔で噴射を繰り返すため、「慣れた方ならボタンを押しっぱなしで効率的に歯間を掃除できる」(同社オーラスヘルスケア プロダクトスペシャリスト、歯科衛生士の赤根みほ氏)。
また市販の洗口液などを使うと洗浄後の爽快(そうかい)感がアップ。水と空気の噴射は歯ぐきや歯のエナメル質に優しく、歯ぐきの健康維持にも役立つという。
本体サイズは40(幅)×53(奥行き)×243(高さ)ミリ。重量は164.7グラム。内蔵バッテリーで約8日間(1日1回上下顎の通常使用)の使用が可能だ。付属品は、本体と充電器、ノズルと白色ガイドチップ、ノズルホルダー付き充電器カバーなど。
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