だめんず好きな私がロボット掃除機マオを愛するまで(1/3 ページ)
ちょっと動いたと思ったらピーピー音を発してストップ。思えば私とロボット掃除機マオとの出会いはサイアクだった。でも、やがて気持ちに変化が現れて……?
ここ何年か、ずっと試してみたいと思い続けていた家電がある。それはロボット掃除機。極度の面倒くさがり屋な私にとって、掃除機が勝手に“自分がいない間に床をきれいにしてくれる”というのは、夢のような話だ。
しかもここ最近は、激務が続いて掃除が滞っており、いつにも増して部屋の空気がホコリっぽい気がしている。ストレスで増えた抜け毛も、フローリングの床だと目立って気持ちが悪いし、ベッドの下にはうっすらホコリが積もっている。いつまでも「疲れているから明日でいいや」と掃除を先延ばしにしていると、不健康スパイラルに巻き込まれてしまいそうだ……。
「今こそ、ロボット掃除機を買うときかも。どれにしよう」と思って隣の編集部に相談に行ったところ「今、ちょうどイイモノがあるんですよ、使ってみませんか」とうれしいオファーが。「ラッキー!」と叫んだ私の元にやってきたのは、BMXrobot Japanの「MAO」(マオ)だった。
正直に言うと、購入を迷っていたのは別の有名な某ロボット掃除機で、マオの存在はそれまで知らなかった。でも、MAOは比較的安価でAmazon.co.jpは1万円台、他のオンラインショップでも2万円〜3万円台という価格帯。性能が十分なら安いにこしたことはない。まずは試してみることにした。
マオは私が嫌いなの?
マオが来る日に備え、ただでさえサボリがちな掃除を堂々と1週間サボった。フローリングの床にはうっすらホコリが積もり、バスルームの床にはドライヤーをかけたときに抜けた長い髪の毛(約50センチ)が散乱している。これだけ汚れていれば、マオもやりがいがあるはずだ。
まずは充電器にマオをセット。取扱説明書に「最初の充電を確実に行うため、本体に電源アダプターを直接つないで10時間ほど充電することをお勧めします」と書かれていたので2時間ほど充電していたが、途中で待ちきれずにスイッチオン! マオが軽快に動き出した。
ところが……1分もしないうちにマオがストップ。「ピーピー」という音を立てて動かなくなってしまった。やっぱり10時間充電しないとダメなのかな、と思いつつ、翌日まで待つことに。そして満充電の状態でスイッチオン! 今度はちゃんと動いた、と思ったのもつかの間……またもや30〜40秒ぐらいたったところで、マオが止まってしまうのだった。その後、何度やってもその繰り返しで、一向に掃除が進まない。一体、何が起こっているのか……。
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