シグマ、Foveon X3 Quattro搭載ミラーレス一眼「sd Quattro」を7月7日に発売
シグマが、Foveon X3 Quattroを搭載するミラーレス一眼「sd Quattro」を7月7日から販売する。
シグマが、Foveon X3 Quattroセンサーを搭載する独自のミラーレス一眼「sd Quattro」を、7月7日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。ボディのみの実売予想価格は8万9000円前後、「30mm F1.4 DC HSM | Art」が付属するレンズキットは実売予想価格12万3000円前後(いずれも税込)。
sd Quattroは、Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネーム“Quattro”)を搭載したミラーレス一眼カメラ。Foveon X3 Quattroは、トップ層に4画素、ミドル層とボトム層にそれぞれ1画素を配置する構造が特徴で、光の波長特性を利用して、シリコンの異なる深さにフォトダイオードを配置して色分離をしていることから、偽色が発生せず、ローパスフィルターは搭載していない。APS-Cサイズのセンサーを備えるsd Quattroでは、トップ層が1960万画素で、約3900万画素相当の解像度を実現している。
レンズ一体型の「dp Quattro」シリーズと同等の高画質を実現しつつ、ボディはコンパクト。シグマSAマウントを採用しており、SIGMA GLOBAL VISIONレンズのラインアップの光学性能を存分に引き出せるシステムとして設計されている。画像処理エンジンはQuattroセンサー専用のTRUE IIIを2つ搭載。さらにQuattroセンサーの性能を最大限に引き出す撮影モード「SFD(Super Fine Detail)」モードを備え、専用のRAWデータから、ダイナミックレンジが広くノイズレスな画像が生成できる。
AFは像面位相差検出方式とコントラスト検出方式の2方式を採用し、精度と速度を両立。シグマの高性能レンズの性能を引き出せるという。フォーカスフレームは9点から選択でき、自由移動モードや顔優先AFモードなども備えた。
ファインダーは約236万ピクセルのEVF(視野率100%、倍率約1.1倍)。背面には、約162万ピクセルの3型TFT液晶と、撮影可能枚数やシャッター速度、絞り、ISO感度などを表示するサブモニターを搭載する。
ボディーはマグネシウム合金製で、防塵・防滴仕様。外形寸法は(幅)147×(奥行き)90.8×(高さ)95.1mm、重さはバッテリー、SDメモリーカードを除いた状態で約625g。
別売のアクセサリーとして、バッテリーを最大2本内蔵できるパワーグリップ「POWER GRIP PG-41」(希望小売価格3万2000円)、専用バッテリー「BP-61」(8000円)、ガイドナンバー63の大光量フラッシュ「ELECTRONIC FLASH EF-630」(5万円)、なども用意する。
なお、APS-Hセンサーを搭載する「sd Quattro H」の発売日はまだ明らかにされていない。
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