ミニチュア高級コンポ? JVCとケンウッドが提案する小さな本格オーディオ
JVCケンウッドから幅11cmというコンパクトなアンプを中心にしたオーディオシステム2機種が登場。「Kseries」およびウッドコーンオーディオシステムの新製品として発売される。
JVCケンウッドは11月15日、幅11cmというコンパクトなアンプを中心にしたオーディオシステム2機種を発表した。JVCとケンウッドという2つのブランドを代表するシリーズからそれぞれ発売する。
ケンウッドブランドからは、「Kseries」のエントリーモデルとして小型アンプ「KA-NA7」とスピーカーシステム「LS-NA7」が発売される。スピーカーは、5万Hzまで再生できるソフトドームツイーターと80mm径ウーファーによる2Way仕様で、ターミナルもバナナプラグ対応。それぞれ単品購入も可能だ。
小型アンプのKA-NA7は、PCなどを接続できるUSB入力端子を備え、最大192kHz/24bitのハイレゾ音源を再生可能。アンプの出力は10W+10Wで、さらにヘッドフォン出力も最大40kHz/24bitまで対応しているという。このほかBluetooth(コーデックはSBC)やNFCもサポートし、スマートフォンやタブレットから手軽に楽曲をワイヤレスで再生できる。
価格はオープン。店頭ではKA-NA7が3万8000円前後、LS-NA7は1万8000円前後(いずれも税別)になる見込みだ。11月下旬の発売を予定している。
名刺サイズのウッドコーンスピーカーとセット
一方のJVCブランドからは、独自のウッドコーンスピーカーとセットにした「EX-NW1」が登場する。ウッドコーンスピーカーもエンクロージャー正面が「名刺サイズ」と非常にコンパクトなモデルで、30mm径のフルレンジユニットと背面のパッシブラジエーターにより、「木の暖かく美しい響きが楽しめる」という。
アンプ部は、ブランドロゴとカラーリングこそ異なるものの、仕様はほぼ共通。ただし、ウッドコーンスピーカーに合わせて専用チューニングを施している。具体的には、本体のボトム部やシャーシ部に銅メッキネジと異種金属ワッシャーを採用。内部には振動吸収部材を装着し、「広い音場空間表現と高解像度の音楽再生を可能にした」としている。小型アンプのサイズは110(幅)×50(高さ)×179(奥行き)mm。重量は430g。
価格はオープン。店頭では6万5000円前後になる見込みだ。発売は12月上旬を予定している。
なお、JVCケンウッドでは今回の新製品で入札制の「特別モニターキャンペーン」を実施する。詳細はキャンペーンページで確認してほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ネイティブ4Kにレーザー光源、JVCから新世代のD-ILAプロジェクター「DLA-Z1」登場
JVCケンウッドは、ホームシアター向けプロジェクターの新製品「DLA-Z1」を12月上旬に発売する。新開発の0.69型4Kデバイスとレーザー光源を搭載した新世代モデルだ。
周囲の音が聞こえやすい、JVCの低価格Bluetoothイヤフォン
JVCケンウッドは、Bluetoothイヤフォンの新製品「HA-EB10BT」を9月上旬に発売する。ハウジングは、周囲の音が聞こえやすいオープン型を採用した。
4KプロジェクターでもHDRは楽しめる! JVC「DLA-X750R」が見せた映像設定の妙技
昨年発売の4K対応プロジェクターでHDR (ハイダイナミックレンジ)の魅力をきちんと引き出せるモデルは存在していなかった。しかし、JVCは6月までに最適画質設定や新ファームウェアを発表。画質が著しく向上していることが確認できて大いに驚かされた。


