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全天球で遊ぶカメラ「Insta360 ONE」でいろいろ撮ってみた(2/3 ページ)

リコーの「THETA」に強力なライバル出現である。全天球カメラ「Insta360 ONE」で静止画から動画といろいろ遊んでみよう。

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とりあえず全天球写真を撮ってみる

 では撮ってみる。全天球写真の撮影、全天球動画の撮影、ライブ配信と主な機能は2つあるがまずは写真から。

 撮影は本体のボタン(でもそれだと指が写る)か、iPhoneを直結してiPhoneから。さらに、Bluetoothを搭載しているので、アプリを開いて「Bluetooth」アイコンをタップしてBluetooth接続すれば、iPhoneから遠隔でシャッターを切れる。


Bluetoothで遠隔撮影。ちょっと離れるとこんなアラートが出るが、まあ撮影は可能だ

三脚穴を使い、簡易三脚になる自撮り棒を装着。離れたところからBluetoothで撮影

 ただ、この写真を見ても分かるとおり、カメラをiPhoneと接続してないときでもアプリの表示は上下さかさまのまま。「必ずiPhoneを逆さに持たないとダメ」のである。

 これはちょっとどうかしてる。

 Lightning端子で直結してるとき以外は、アプリの向きを正しくしてほしい。そうしないと使いにくくてしょうがない。すぐにでもアップデートで対処してほしいと思う。

 で、カメラをiPhoneにつなぐとInsta360 ONEが認識されてサムネイルが表示される。


Insta360 ONEをiPhoneに差し込むと、カメラ内に記録された写真や動画を見ることができる。右下にスマホアイコンが付いている画像は、スマホへのダウンロードが完了しているもの。静止画の場合タップして開くと自動的にダウンロードされる

 そして開いた全天球写真に対して「アルバムに保存」を行うとフォトライブラリに6912×3456ピクセルのJPEG画像として保存される。


全天球画像を1枚のJPEGに展開したもの(6912×3456ピクセル)。このままFacebookにアップロードすればVR的に鑑賞できる

 静止画をもう1つ。

 カメラの三脚穴に自撮り棒をつけて撮影したものを共有してみた。


展望台の上から撮影中の図。左手には逆さに持ったiPhone

 撮影してiPhoneに装着し、画像をチェック。これを共有してみる。

 共有ボタンから「リンク」をクリックするとinsta360のサイトにぐるぐる回せるパノラマ画像としてアップロードされ、そのURLとQRコードが表示される。


QRコードを一緒にいる人に読み込んでもらってもいいし、URLをコピーして送ってもOk

 こちらをクリックすると見られます。

 パノラマ表示に未対応のサービスで共有するときは、全天球パノラマを生かした動画に変換してくれる。


全天球を生かしたアニメーションを作ってくれる

 今回はぐるっと周囲を見渡して最後はリトルプラネットになるという演出を選択。

 Instagramにアップロードしてみた。

 静止画のクオリティーとしては「THETA V」の方が上かな、ステッチ部分がちょっと目立つかな、と思うけど、こういう見せ方が面白い。

 全天球パノラマは面白いけど、その面白さを伝えつつシェアするのは意外と難しい。でも全天球パノラマを素材としたアニメーションを作ればもっと気軽に面白がってもらえる。

 「全天球パノラマを素材としてより楽しもう」がInsta360 ONEの特徴なのだ。

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