タイガー魔法瓶、“まるで本物のご飯”な低糖質食品開発 調理用の炊飯器と合わせて発売
タイガー魔法瓶が、タピオカやこんにゃくの粉を使って“まるで本物のご飯”のように炊ける低糖質食品「とらひめ」を開発。カロリーや糖質は白米の約半分。開発理由は「糖質制限をしている人にも、おいしいご飯を食べてもらいたい」。
健康維持やダイエットで注目を集める「糖質制限」だが、「それでもやっぱりお米が食べたい!」という人も多い。そんな気持ちをサポートする食品と炊飯器をタイガー魔法瓶が発売した。炊くとご飯のようになる加工食品「とらひめ」と、とらひめ専用メニューを備えた炊飯器「JPE-A10Z」だ。
とらひめは、タピオカやこんにゃくの粉を使って作った米粒状の食品。普通の白いご飯を炊飯したとらひめに置き換えることで、手軽に低糖質な食事ができるようになる。同じ量の白米と比べると、糖質は約47%、カロリーは約50%少なく、食物繊維は約8倍含まれているという。タイガー魔法瓶が食品の開発を行うのは初めて。「糖質制限をしている人にも、おいしいご飯を食べてもらいたいと思って開発した」(同社広報)という。
とらひめの炊飯は、JPE-A10Zのとらひめ専用メニューで行う。米とぎは不要で、内釜にとらひめ1袋と水300mlを加えてよく混ぜたら、専用メニューを選択して炊飯する。炊飯時間は、約75〜85分という。
炊き上がったら、とらひめ付属の「仕上げ粉」を満遍なく振りかけて混ぜ、5分ほど蒸らして完成だ。仕上げ粉の原料はでん粉などで、これを混ぜ込むことでより「本物のご飯」に近い粘りが出る。とらひめ1袋の炊き上がりは約1合分。一度に最大2袋まで炊飯できる。
他の具材と合わせて「炊き込みご飯」にすることはできないが、混ぜご飯やお寿司などにはアレンジ可能。タイガー魔法瓶の広報担当者のおすすめは卵かけご飯やカレーなど、白米なら水気が少なくパラパラのほうが良いメニューが中心で、「チャーハンなどの場合、仕上げ粉を混ぜ込まなければ、よりぱらぱらに仕上がる」という。
とらひめを調理するJPE-A10Zは5.5合サイズの炊飯器で、白米や玄米、麦飯なども炊ける。1合を約15分でできる「少量早炊き」メニューや、スープや煮魚、麻婆豆腐などが作れる「調理メニュー」も搭載している。本体サイズは272(幅)×329(奥行き)×211(高さ)ミリで、カラーバリエーションはブラックのみ。価格はタイガー魔法瓶の公式通販サイトで、5万1840(税込)。
通販サイトではとらひめも販売しており、こちらはとらひめ10袋と仕上げ粉10袋で4104円(税込)。1袋を約1合(茶碗2杯)と考えると、1杯あたり約205円の計算になる。
とらひめとJPE-A10Zは今後、提携を発表しているRIZAPグループのトレーニングジム「RIZAP」などでも販売予定。RIZAPの食事プランニングサービスでの活用や、食事管理アプリとの連携なども検討しているという。
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