食物繊維を増やす炊飯器
アイリスオーヤマ初の圧力IH炊飯器は、お米の銘柄や食べ方に合わせて炊き分けることができる。さらに食物繊維成分の1つであるレジスタントスターチ(難消化性デンプン)が約2倍に増えるモードも用意した。
アイリスオーヤマは、圧力IH炊飯器「銘柄炊き圧力IHジャー炊飯器5.5合」を10月14日に発売する。お米の銘柄や食べ方に合わせて炊き分ける「こだわり炊き分け」を搭載。食物繊維成分の1つであるレジスタントスターチ(難消化性デンプン)を通常の約2倍に増やす「食物繊維米」モードも用意した。
「こだわり炊き分け」は、圧力IH炊飯器ならではの加圧時間と火力、蒸らしの温度や時間を調節し、料理に合わせたご飯に仕上げるというもの。例えば「カレーライス」では粒感があり、ルーとよく絡むご飯になる。「冷凍ご飯」モードは、炊いた後に冷凍保存することを前提としたもので、解凍したときにふんわりとした食感になる設定だ。ほかにも「おむすび」「丼」「すし飯」があり、それぞれ社内で実食と評価を繰り返して設定した。
整腸作用や生活習慣病の予防にも
これらのメニューと並んでいるのが「食物繊維米」モードだ。通常、精米した米には約77%のデンプンが含まれているが、生のままでは消化や吸収ができない。炊飯の吸水と加熱によってお米が糊化(α化)することで消化できるデンプンに変わるが、食物繊維米モードは加圧時感や火力の調整で消化の難しいデンプン(=レジスタントスターチ)を最大限に増やす設定になっている。
食物繊維米モードで炊いた場合、レジスタントスターチの量はご飯1杯あたり0.53gと標準モード(0.24g)の倍以上。それ以外の食物繊維と合わせ、ご飯1杯あたりの総量は1.1g。標準モード(0.78g)の約1.4倍になる計算だ。
「レジスタントスターチは、でんぷんでありながらエネルギーになりにくい。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の効果をあわせ持ち、整腸作用や生活習慣病の予防に効果があるといわれている」(同社)
「銘柄炊き圧力IHジャー炊飯器5.5合」の価格は2万9800円(税別)。10月14日から店頭に並ぶ予定だ。
関連記事
- 茶碗によそった“ごはん”のカロリーが分かる炊飯器
アイリスオーヤマが10月に発売する「銘柄量り炊きIHジャー炊飯器」(KRC-ID30-R)は、茶碗によそったご飯のカロリーをすぐに教えてくれる便利な炊飯器だ。 - 「アイリスオーヤマ」が年間1000点もの新商品を生み出せる理由
LED照明を中心に多様な商品を扱うアイリスオーヤマ。同社の中核工場「角田I.T.P.」では、スピード感を持って商品を市場に投入するため、さまざまな試みをしている。 - 両手が自由に使える「置き型ドライヤー」、アイリスオーヤマから
アイリスオーヤマは、自立する「置き型ドライヤー」を8月21日に発売する。パールピンク、パールブルー、シャンパンゴールドの3色をラインアップ。 - ドン・キホーテのPB「情熱価格PLUS」でアイリスオーヤマのエアコンを販売――人感センサー搭載で4万9800円から
- アイリスオーヤマ、LED電球とLEDシーリングライトの「5年保証」開始――4月1日以降に購入したものが対象
アイリスオーヤマは、同社製LED電球およびLEDシーリングライトに5年保証制度を導入する。4月1日以降に購入した対象製品は、購入日から5年間に不点灯などの故障があった場合、無償修理あるいは代替品への交換を行う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.