コラム
スマホからイヤフォン端子がなくなる日(4/4 ページ)
iPhoneに続き、ソニーのXperiaシリーズも最新モデルからアナログイヤフォン端子がなくなる。慣れ親しんだイヤフォンが使えないとスマホの使い勝手はどう変わるのか。iPhoneの例から対応策を考えてみよう。
この機会にワイヤレスにしてみる
iPhone 7/7 Plusからアナログのイヤフォン端子が取り払われたことが、結果的に今日まで続いているワイヤレスオーディオのブレイクをもたらしたと言われている。今後Android陣営にもUSB Type-C接続限定のスマホが増えてきたとしても、イヤフォンやヘッドフォンもワイヤレスリスニングをメインにすれば、iPhoneを含めて他のスマホに乗り換えたときにもそのまま使えるので安心だ。人気の完全ワイヤレスイヤフォンをはじめ、デザインと音質、装着スタイルが様々に異なる製品の選択肢も過去にないほど充実している。
付属のイヤフォン「EarPods」をLightningデジタル接続対応とし、製品に同梱する戦略をキープし続けているアップル。これがアナログイヤフォン端子をなくしたことに対するユーザーの抵抗感を和らげる一番のクッションになっているのでは?
ただ、どれほどワイヤレスが便利になっても、端子をジャックに挿してすぐに使える有線タイプのイヤフォン、ヘッドフォンに比べ、ペアリングや充電の手間が煩わしく感じられなくなる日は来ないだろう。とくにハイレゾ再生に対応したオーディオプレーヤーと併用する場合は、やはり有線接続のイヤフォン、ヘッドフォンの方が何かと都合がいい。スポーツや外出の時にはワイヤレス、じっくりと映画や音楽を楽しむ時にはデジタルイヤフォンといった具合に、複数の愛機を持ちながら使い分けるスタイルが、これからは“当たり前”になりそうだ。
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