SDMI【えすでぃーえむあい】

【国内記事】

2001年2月26日更新

　SDMI（Secure Digital Music Initiative）は国際的な業界団体で，全世界で使用できる著作権保護技術の統一方式を開発するため，100社以上の企業・団体が集まって設立された。この中には，レコード業界やコンピュータ業界，民生用エレクトロニクス業界などがあり，音楽ファイルの違法な使用を阻止するとともに，音楽配信サービスを促進していく。

　SDMIは実際の配信や圧縮，暗号化技術の開発や標準化するという立場にはなく，あくまでも著作権保護のルール作りが役割となっている。そのため，各メーカーが開発する技術がそのまま，SDMI準拠という位置付けになる。もちろんSDMI準拠だから，それぞれのシステムに互換性があるというわけではない。

　SDMIが1999年に定めたルールでは，PCのHDD上で管理／再生される音楽データと，PCのHDDからポータブルプレーヤー機器へ転送された音楽データの扱いに関して定めている。

　ところで，MDやDATなどのオーディオ機器にも，SCMS（Serial Copy Management System）という著作権保護のルールがある。これは親となるCDから，子となるMDやDATへのコピーは認めるものの，その孫となる機器（メディア）へのコピーは認めないというもの。

SDMI準拠／非準拠製品の違い
	パソコンの ハードディスク上	携帯プレーヤー機器
		SDMI準拠製品	非準拠製品
音楽配信される楽曲 (著作権保護されたもの)	○	○	×
音楽配信される楽曲 (著作権保護されていないもの)	○	○	○
音楽CDの楽曲	○	○	○
既存のMP3/WAVEファイル	○	○	○

表：http://www.vaio.sony.co.jp/Enjoy/ Guide/Vaiogear/Sdmi/sdmi_05.htmlより

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