「ケータイ・エディ3」鼻歌でメロディーを作って,アルペジオを付けて,カノンを使って豪華な着メロ完成。
携帯電話をより快適に使いこなすには,携帯電話用ソフトを使うのがいい。今日はインクリメントPの「ケータイ・エディ」を取りあげる。最新のNTTドコモの503iシリーズへの対応具合もレビューしよう(ちなみに,執筆時点の2月9日現在では,まだ完全対応したソフトはない)。 老舗ツール ケータイ・エディー携帯電話のメモリーバックアップ・編集ソフトとしては,もっとも歴史のあるソフトがケータイ・エディーだ。バージョンが3になりUSBケーブルやさまざまなアプリを同梱してパワーアップしている。
主な機能は次の通り。
安定しており使いやすいケータイ・エディーのいいところは,電話帳管理やメール管理が1つのアプリとして統合されている点にある。どのツールを使っても操作方法が同じなので分かりやすい。また音声で操作を指示してくれるので,電話機との接続も簡単だった。 電話帳の機能として,OutlookなどのPIMソフトからダイレクトに電話番号を取得できるのは便利だ。「アドレスブックエクスプローラ」というツールを使い,Outlookなどの住所録から氏名,読み,電話番号(会社・自宅・携帯など),電子メールが取得できる。この画面からケータイ・エディーのメモリダイアルウィンドウへドラッグ&ドロップするだけで電話番号や電子メールが追加できる。
付録として,お店の電話番号などのリストがあり,必要な情報だけを携帯電話に登録できる。なかなか便利だ。OutlookとOutlok Expressのほか,Notesにも対応している。 ただし,503iへの対応はほとんどできていない。単にメモリダイアルの決まった項目だけを読み書きできるだけで,マルチダイアルや電子メールには対応していない。503iへの対応は他社も完全とはいえないので,一番乗りで対応してほしい。 待ち受け画面編集では,機種ごとに待ち受け画面のフォーマットが違うわけだが,そこはアプリ側で調整してくれる。 着メロ編集は,MIDIの作曲ツールのようなものになっており,音符を打ち込んで曲を作ることができる。音色指定もできるし,16トラック(音色)も作れるという優れものだ。カノンという伏旋律を自動的に作ってくれる機能は特徴的。鼻歌でメロディーを作って,アルペジオを付けて,カノンを使って豪華な着メロ完成となる。面白いぞ!
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