カタログには載っていない,SO503i情報(2)
待ち受け画面と着信メロディ待ち受け画面はあっさりしたもの。標準で5種類の画面が登録されているが,カレンダーはない。また,オリジナルの待ち受け画面も1種類しか保存できない。 着信時に表示される画面は,10枚の画面が登録可能。各画面ごとに5つまでアドレス帳の登録名を指定できる。 着信メロディは,以下の設定が可能だ。またメールの着信音も,別途同等の設定ができる。
着信音の設定が,グループごとにしかできないP503i,アドレス帳の登録名ごとにしかできないN503i,F503iに比べて柔軟性が高い。 iモード機能は平均的iモード機能は平均的。N503iやP503i,F503iと同じく50件保存できるBookmarkは,5つのフォルダに分類できる。 iモードページの閲覧時にも,ジョグダイヤルは威力を発揮する。アドレス帳の時と異なり,操作に画面表示が追いつかないのは気になるが,ちょうどPCの「ホイールマウス」のような感覚でスクロールできる。また,ページ単位でスクロールする「ページ送りボタン」も付いている。 P503i,N503iには「ラストページ」(ラストURL)機能が搭載されており,最後に閲覧していたiモードページに飛ぶことができた。SO503iにはこの機能はない。iモード閲覧中に着信があった場合は,さすがに最後に表示していたページに戻るが,iモードサイト閲覧を中止してメール作成などを行うと,最後のページに戻ることができない。意識的に「画面メモ」を行うことが必要だ。 メールの一覧性は低いメールの作成はスムーズ。専用に設けられた「メール」キーを押しても,アドレス帳のメールアドレス表示からでも新規メール作成が可能だ。 送信先アドレスが数字の場合,メール作成後に,「iモードメール」か「ショートメール」か送信方法を選択できる。P503iではiモードメールとショートメールの作成はそもそも別メニューであり,N503iの場合,アドレスが英字の場合でもショートメール送信が選べてしまう。SO503iが最もインテリジェントだ。 メール入力で特に力を発揮するのが,予測変換機能「POBox」。一度使ったら,もうこれなしでは文章を打ちたくなくなるほどの快適さだ(2月1日の記事参照)。 送受信したメールは6つのフォルダに振り分けが可能。ただし,振り分ける設定はP503iのようにアドレス帳のグループに従うのではなく,フォルダごとに5つまでメールアドレスを設定するというもの。 受信したメールは,受信日時とサブジェクトが一覧表示される。[#]キーを押すことで,受信日時の代わりに送信者名も表示できる。ただし,一覧表示といっても表示されるのは3件。N503iの10件表示,P503iの5件表示に比べても閲覧性は低い。 ただし,メールの検索機能は便利だ。これは特定フォルダ内の全メールから全文検索をかけられるもの。[受信メール]から[全件表示]を行うことで,全フォルダを検索対象にすることも可能だ。 ソニー3機種目となる折りたたみの実力は?全般的な使い勝手としては,ジョグダイヤルは便利なものの,慣れてくると操作に手間がかかるのが気になってくる。ほかの503iシリーズはすべて,十字キーだけでなく数字キーでのメニュー選択が可能だが,SO503iだけはいちいちジョグダイヤルで操作しなくてはならないからだ。 たとえば,N503iならば[iモードキー][4][2]と押すことで,Bookmarkされたサイトにアクセスできるが,SO503iの場合,[iモードキー][ジョグダイヤル,回す,押す(Bookmark選択)][ジョグダイヤル,回す,押す(フォルダ選択)][ジョグダイヤル,回す,押す(Bookmark選択)][ジョグダイヤル,押す(確定)]と圧倒的に忙しい。SO503iでも数字キーによるショートカットは実装できるはずであり,残念な部分である。 これまでの503iシリーズの性能をまとめてみた。
503iシリーズ中2機種目の折りたたみ型ということで,最後に折りたたみ関連機能も見てみよう。N503iでは,通話中の折りたたみ動作を3パターンから選べる。
しかしSO503iにはこれらの設定項目がなく,通話中に折りたたむと不思議な現象が起こる。マイクとスピーカーが密着し,通話相手は,自らの声をSO503iを通じて聞くはめになる。通話中に折りたたむことは考慮されていないということだろうか? 細かなことだが,N503iの折りたたみ型の歴史の長さを感じる部分である。 関連記事 [九条誠二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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