花開くか?モバイルコマース──ローソンも本格参入

ローソンと,NTTドコモなどが資本参加するアイ・コンビニエンスが,ついにiモード対応ECサイトを開始する。

【国内記事】 2001年5月7日更新

 ローソンとアイ・コンビニエンスは5月7日,iモード対応ECサイト「iLAWSON」をオープンしたと発表した。iLAWSONでは,オンラインショッピングが可能なほか,ローソンが発売する新商品やサービスなどに関する情報を提供する。

 iLAWSONのオンラインショッピングでは,さまざまな商品の予約,注文をiモード端末を通じて受け付け,ローソンの実店舗にて代金決済,商品受け渡しが可能だ。

 取り扱い商品は,三菱商事やJTBなどとも提携し,CDやDVD,ビデオなどAVソフトを約37万タイトル,書籍やコミックを約40万タイトルをそろえる。さらに「Loppi」や「@LAWSON」で提供している当日限定宿泊プラン「お気楽トンボ」などの宿泊商品も約300点取り扱う(宿泊商品のみ5月8日午前9時から)。

キオスク端末「Loppi」との連携がカギ

 アイ・コンビニエンスは,ローソンと松下電器産業,三菱商事,NTTドコモが2000年10月に設立したECサービス会社(2000年10月の記事参照)。iモードを使った単なるオンラインショッピングに留まらず,“iモード対応携帯電話とローソン店舗を連携させるECサービス”を行っていく予定だ。

 現在,ローソンは全国に7520店舗を持つ。その店舗に置かれたキオスク端末「Loppi」との連携が,iLAWSONの次のステップとなる。「Loppiをリアルな出口として,秋にはiモードで受けた情報をLoppiで印刷して取り出すことなどを考えている」(ローソン)

 さらに音楽配信やBluetoothなどを使ったローカル無線サービスの展開も予定している。数年後には携帯電話に“電子財布”機能が搭載されるという見通しから,クーポンサービスやプリペイドサービス,既存のポイントシステムのサービス拡大も検討しているという。

 コンビニエンスストアを活用したモバイルコマースに関しては,セブンイレブンやファミリーマートも展開中。ただし,音楽配信やBluetoothなどの最新技術の応用に関しては,松下電器産業やNTTドコモが資本参加しているアイ・コンビニエンスに有利な部分だ。

ローソンとドコモの“モバイルコマース”の橋頭堡

 コンビニエンスストアを活用したECサイトの多くは“ECサイトを便利に使うためのコンビニ”という位置付けだ。しかし,iLAWSONの場合は「あくまでiモードと店頭を融合させる」(ローソン)ことが主眼となっており,iモードだけで完結するようなサービスは提供するつもりはないという。

 これはもちろんローソンの店舗活用の方法の1つであるが,視点を変えれば,iモードが“コンテンツ流通の道具”からモバイルコマースの必携アイテム──“電子財布”へ進化するための第一歩だともいえる。

 Bluetoothや,UIMカードなどのICカードを搭載した携帯電話が登場したとき,電子財布機能が最初に利用されるのはiLAWSONである可能性が高い。

 動き始めたモバイルコマースが根付くかどうか。今後のiLAWSONの動向に注目したい。

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[斎藤健二,ITmedia]

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