Mobile：日立製作所，業務用ウェアラブルインターネット機器を2月28日より発売

日立製作所，業務用ウェアラブルインターネット機器を2月28日より発売

日立製作所のNet PDAベンチャーカンパニーは，ヘッドマウントディスプレイを採用した，業務用ウェアラブル・インターネット・アプライアンス「WIA-100NB」を2月28日より発売する。

【国内記事】

2002年1月15日更新

　日立製作所のNet PDAベンチャーカンパニーは，ヘッドマウントディスプレイを採用した，業務用ウェアラブル・インターネット・アプライアンス「WIA-100NB」を2月28日より発売する。価格はオープンプライス。

　市場予想価格は本体＋ヘッド・マウント・ディスプレイ＋ポインティング・デバイスのみの価格が「約30万円になる予定」 (日立製作所) 。特定の業務に特化したアプリケーションを利用する場合には，その料金が上乗せされる。

「WIA-100NB」製品写真

　同社は，米Xybernautとウェアラブル・インターネット・アプライアンスに関するライセンス契約とOEM契約を締結，日本国内でのマーケティングを行った結果，ハンズフリーで設計図などの図面を参照したり，PHSや無線LANを利用してインターネットやイントラネットにアクセスする業務，半導体のクリーンルームや機械室などでの作業環境に向いているという判断のもとに「WIA-100NB」を設計したという。ポインティング・デバイスの光センサーを指でなぞることで，ヘッド・マウント・ディスプレイに表示されるカーソルを移動可能で，どのような体勢でもPC同様に操作できる。

　本体のCPUはSH-4/128MHz，OSはWindows CE 3.0を採用，メインメモリは32Mバイト。CFカードスロット Type II，USBインタフェース，ヘッドホンジャックを備える。ヘッド・マウント・ディスプレイ部分は表示デバイスがLCOS (Liquid Crystal on Silicon) ，解像度800×600ピクセル，約26万色表示，画面表示は60センチ前方に13型モニタ相当で閲覧できる。バッテリーにはリチウムイオン電池を採用，駆動時間は約3時間。

　サイズは本体が140×90×26ミリ，重さ約310グラム，ヘッド・マウント・ディスプレイが約80グラム，ポインティング・デバイスが約50グラム。

　現状のニーズに合わせて，本体装置は約310グラム，頭部に装着するヘッド・マウント・ディスプレイが約80グラムと軽量化が図られ，マウスに相当するポインティングデバイスやケーブル類を合わせた重さも約500グラムに収まっている。

　「WIA-100NB」は，インターネット販売サイト「日立フローラシティ」で1月23日より受注を受け付ける。

[後藤祥子，ITmedia]

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