携帯電話とICカードで情報ステーションを目指すマクドナルド2月7日,エブリデイ・ドット・コムと日本マクドナルドは,合弁会社「エブリデイ・マック」の設立を発表した。携帯電話やICカードを利用して,全国のマクドナルドの情報ステーション化を目指す。
2月7日,エブリデイ・ドット・コムと日本マクドナルドの合弁会社「エブリデイ・マック」の設立が発表された (2月7日の記事参照) 。リリースでは「7000万台の携帯電話と全国3800を超えるマクドナルドの店舗網でクリック&モルタル型eコマースのプラットフォームを展開」と表現されているが,具体的にユーザーは,マクドナルドで何ができるようになるのだろう。 エブリデイ・ドット・コムによれば,サービスの要となるのは「ICカード」と「携帯電話」。 まだ具体的なことは決まっていないそうだが,ICカードには,クレジットカード機能や電子財布の機能が搭載される予定。マクドナルドの店舗で商品を購入する際に利用できるという。4月を皮切りに,まずマクドナルドの14万人のクルーにカードを発行してテストを行い,夏以降には一般ユーザーに向けてカード会員の募集を行う予定だという。 携帯電話は情報の提供媒体としての役割を持つ。携帯電話に挿し込んで利用する専用の「マイクロバーコードリーダ」を使い,顧客は店内に用意されているマクドナルドの情報誌「McJoy」のような紙媒体に印刷されるバーコードをスキャンするだけで,面倒なURLの入力を行うことなく商品情報の詳細や,イベント情報のサイトにアクセスできるという (この場合,サイトにアクセスするための通信料がかかる) 。サービス開始当初はiモードへの対応が予定されており,ほかのキャリアは順次対応予定とのことだ。 将来的には「 (携帯電話で) 商品やイベントのチケット購入なども行えるようにする予定」 (エブリデイ・ドット・コム) 。マイクロバーコードリーダの配布方法は,「マクドナルドを通して提供することは決まっているが,具体的な方法はまだ決まっていない」 (エブリデイ・ドット・コム) 。 今回の合弁事業設立についてエブリデイ・ドット・コムは「うちはテクノロジーは持っているが,顧客に関するネットワークは持っていない。日本マクドナルドはその逆。お互い必要とするものを合わせることで,情報化社会に対応していく。携帯電話やICカードを絡ませることで,マクドナルドを情報ステーション化し,他店舗との差別化を図っていく」と話している。 マイクロバーコードリーダは,神奈川県にあるマクドナルド荏田西店で,PCを利用した実験が既に行われているという。
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