AirH"128Kのハンドオーバーを試す──高速移動時のパフォーマンス(3/4)
ロケーション2──見通しはいいが,基地局密度は低そうな一般道路2つめのロケーションは多摩川沿いを走る東京都大田区の玉堤通り。かつて巨人軍の多摩川グランドがあったあたりを起点に,第3京浜との立体交差を経て二子玉川園駅の手前までだ。左は多摩川,右は住宅地だが,住宅地側は比較的低層の建物が多く,道路自体が土手の上を走っているため見通しはかなりいい。またこのあたりとしては信号が非常に少なく,一定速度で走行できる。
出発地で捕捉できている基地局数は6。うちアンテナレベル5は2つだけであり,基地局密度がロケーション1ほど高くないのが分かる。計測中の移動速度は40〜50km/h,移動時間は約7分,32Kbpsパケット,128Kbpsパケット共に信号での停止は1度だけ。
ここでは平均で32Kbpsパケットが15.7Kbps,128Kbpsパケットが21.3Kbpsとなった。ロケーション1と比較すると両方とも受信速度が低く,特に128Kbpsパケットがよくない。受信速度のグラフを見ると,高速な受信速度を維持できる時間が短く,長時間の受信速度の低下も見られた。
データ受信量のグラフを見ると,128Kbpsパケットでは受信速度のムラが多く,まったくデータを受信できていない部分も目立つ。やはりハンドオーバーに苦労しているようだ。結果的に受信したデータ量は32Kbpsパケットの1.5倍にも満たず,あまり高速性は発揮されない結果になった。
[坪山博貴,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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