みんなそろそろ“504i”が気になってきた

ドコモの新端末投入の時期になってきた。ゴールデンウィーク前の発売の可能性は薄くなってきたが,「いつ発表か?」と世間の期待は高まっている。新情報も交えて504iシリーズについてお伝えする。

【国内記事】 2002年4月8日更新

 “春”と言われているNTTドコモの「504i」シリーズ。発売が近づくにつれて,興味も高まっているようで,携帯専門誌やトレンド雑誌でも504iシリーズの話題が目に付くようになってきた。これまで504iシリーズについて公式にアナウンスされていること,また明らかになったことをまとめておこう。

今回はNECが早い?

 まずは新情報から。504iシリーズを投入すると見られているのは,ドコモのムーバ5大メーカー。NECの「N504i」,松下の「P504i」,富士通の「F504i」,三菱の「D504i」,ソニーの「SO504i」だ。

 ゴールデンウィーク開け早々にも……と見られているのが,NECのN504i。折りたたみ型で,デザインは従来の50xシリーズを踏襲。背面液晶も搭載しているが,見た目ではほとんど違いは分からない。

 特徴としては,縦が200ピクセル以上に達する高解像度液晶の搭載,文字省入力技術「T9」の採用(2001年2月の記事参照)など。着信メロディは40和音に対応してくる。

 NECと同時期,または少々遅れて登場する見込みなのが,F504i。液晶背面に鏡面仕上げを施すなど,凝ったボディが特徴だ。

 トップメーカー復帰を狙う松下が投入するのは「P504i」。こちらも折りたたみ型で,ボタン1つで開くことが可能な機構を盛り込んでくると言われている。ツインスピーカーも採用するなど,力の入った端末だ。

 三菱製の「D504i」は,デザイン的には「D503iS」を引き継ぐ。ただし三菱製端末の特徴だった「イージーセレクター」をやめ,通常の十字キーを搭載してくる。

端末機能は「211iシリーズ」+Java

 ドコモ端末は,基本機能を充実させたスタンダードモデルの「2xx系」と,iアプリなど付加機能を充実させた「5xx系」の2系統に大きく分かれる。

 5xx系が上位機種に当たるが,「210iシリーズ」「211iシリーズ」と矢継ぎ早に投入された2xx系が,機能面で5xx系を上回ってしまうという状況が起きていた。

機能503iS211i504i
1.5GHz/800MHzデュアルバンド対応×
メールフォルダ分け標準搭載×
かな漢字変換の強化×
着メロ16和音一部32和音32和音

これは一例。もちろんシリーズとしてでなく,単独の端末としては対応しているものもある

 これらをふまえ,211iシリーズで可能なことはすべて盛り込んだ上に,Javaを載せた──それが504iシリーズの基本スペックだ。

大きく変わるのはJava

 504iの最大のウリは,やはりJavaになる。ドコモのiモード企画部長である夏野剛氏が「次のiアプリは30Kバイトと大きなスクラッチパッド」と語る,スクラッチパッド容量の増加がその1つ。

 504iでは,パケット通信の下り速度が28.8Kbpsに高速化されるのに伴い,iアプリの容量も30Kバイトに拡大される(2001年9月の記事参照)。そして従来10Kバイト程度だったスクラッチパッド容量は,100Kバイト程度まで拡大されるようだ。

 もう1つは,待ち受けアプリだ。J-フォンのJavaアプリで見られるように,3Dポリゴンを使ったキャラクターが待ち受け画像のように動き回る……という動作が可能になる。コンテンツプロバイダの中には,既に504i向け待ち受けアプリを発表しているところもあり(4月5日の記事参照),この機能は504iコンテンツの目玉となりそうだ。端末によっては,待ち受けアプリの動作モードを変更する「活性化ボタン」を付けているものもあり,504iの最大の特徴であることがうかがえる。

 そのほか標準機能としては,赤外線通信機能の搭載などもある。Javaからこの通信機能を利用することも可能で,対戦ゲームやデータのやりとりなど,幅広い活用が期待される。ただし,通信ポートの位置は端末によってバラバラ。どこにポートがあるのか分かりにくく,ユーザーの混乱も招きそうだ。

 着信メロディの和音数のほかに,各機種がADPCM──いわゆる着信ボイスに対応するのも新しい。これまでNEC製端末や富士通製端末など,ヤマハのFM音源チップを使った端末で着信ボイスを利用できたが(3月6日の記事参照),ロームの32和音音源チップがADPCMに対応したのを機に(2001年10月の記事参照),各機種の対応が進んだようだ。

問題は価格か

 504iのネックとなるのは,やはり価格だろう。新規契約者の減少や経営面の問題もあり,通信キャリアはドコモに限らず新規契約時のインセンティブを減らす傾向にある(1月11日の記事参照)。その結果,端末価格は上昇。一説には504iシリーズは4万円程度になるという話もある。

 ちなみに,504iシリーズにはカメラの搭載はなし。もちろんGPS機能も付いていない。ただしドコモではカメラ付きの251iシリーズを計画しており,504iに続いて発売される見込み(3月4日の記事参照)。また,GPS内蔵型に関しても12月の投入を目指している(3月28日の記事参照)。

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[九条誠二,ITmedia]

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