「504i」に買い換える,37%──価格とデザインがキーiモードユーザー5万人への調査の結果,37%が「504iシリーズ」に買い換える意向であることが分かった。しかし,504iのウリである進化したiアプリに期待しているユーザーは1割強にすぎなかった。
もうじき発売されるiモードの新端末(504i)の購入意向は,37%──インフォプラントがiモードサイト「とくするメニュー」で行った調査で,こんな結果が出た。
重視するのは価格とデザイン504iシリーズの最大の特徴は,機能が向上したiアプリ(4月8日の記事参照)。しかし,買い換えようと思っているユーザーが最も期待しているのは,価格とデザインだった。 新しいiモード端末の選択ポイントは,男性では「液晶がきれい」(56%)が上位で,「価格」(52.9%)が続く。女性では「端末のデザイン・カラー」(63.5%)が上位で「価格」(60.8%)を上回った。
新しい携帯電話を購入する際の選択ポイント(3つまで) 今回の調査は,iモードサイト上で行ったオープン型調査。調査期間は3月25日〜4月1日までの1週間で,有効回答人数は5万4367人(男性42%,女性58%) 画面が大きくて見やすく,操作体系も使い慣れたもの──年齢層が高くなるにつれて,そんな端末を望む声が多くなるようだ。 年齢別に見ると,年齢層が上がるにつれて「液晶の大きさ」が選択のポイントになっていく。15歳以下では32.8%なのに対し,51歳以上では61.5%だ。現在使っている端末と同じメーカーを評価するのも,高年齢層。15歳以下では14.6%なのに対し,51歳以上では31.3%に達している。 逆に年齢層が下がると,「端末のデザイン・カラー」を選択基準とする傾向がある。51歳以上では26.4%なのに対して,15歳以下は63.3%だ。また,全体として年齢層が低いほど,買い換え志向が強い。 現在の所有端末を見ると,「211i」シリーズ所有者は買い換え意向が12.7%と低く,一方「502i」シリーズ所有者は49.4%と最も新iモード端末の購入意欲が強い。
低価格は期待できないが,液晶とデザインは魅力504iシリーズでは,各社美しく大きな液晶を搭載してくる。 デザインも,「N504i」こそ従来から変わっていないが,鏡面仕上げの「F504i」,アンテナレスで円形の背面液晶も付いた「D504i」,20ミリ程度と超薄型の「P504i」,独特のデザインには定評もある「SO504i」では背面液晶も搭載と,ユーザーの期待に応える端末群に仕上がりそうだ。 ただし,価格のほうはあまり期待できそうにない。「503iSシリーズ」が発売された当初,3万数千円の値段だったが,504iシリーズではさらに1万円程度高いという話も聞く。 また,Java機能(iアプリ)に関して,504iのウリだけに各端末メーカー共にスピードアップやメモリ容量のアップを図ってくる。しかし今回の調査によると,iアプリに関して,ユーザーの期待は1割強にすぎない。 デザインや液晶は魅力的だが,最大の改善点はJavaであり,カメラやGPSなどの機能を持たない504i。低価格は期待できないだけに,iアプリをどう評価するかが実際に端末が発売されたときの選択ポイントになりそうだ。
関連記事 [九条誠二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |