Mobile:NEWS 2002年5月31日 04:56 PM 更新

カラー化の次の流れは高精細〜NEC、「N504i」を語る(1/2)

カラーが当たり前になってきた携帯のディスプレイ。次の進化の方向の1つは、高解像度化だ。NECはN504iでこれまでより画素数が1.8倍に達する高精細な液晶を採用。画面にこだわる。また、一見変わっていないように見える外見にも、実は細部へのこだわりが隠されていた

 店頭のモックアップでは気づかないかもしれないが、実機を手に取ってみれば「N504i」の液晶の美しさに目を見張るだろう。N504iの最大の特徴は162×216ピクセルという高精細な液晶ディスプレイ。

 「NECは画面にこだわってきた」と語るのは、NECネットワークス モバイルターミナル事業部商品企画部の山田義昭技術課長だ。

“画面”というNECのこだわり

 初のiモード端末である「N501i」では、iモード最大の画面サイズを誇り、「N502it」ではカラー液晶を搭載。さらに「N503iS」では肩を並べるものがないほどの明るい液晶を採用した(5月28日の記事参照)。ここに「画面の大きさにこだわっているだけではダメ」(山田氏)という、NECの画面に対する姿勢がある。

 そんな中、N504iが次なる液晶のポイントとして選んだのが高精細だ。504iでは通信速度が3倍に向上し、iアプリのサイズも3倍になる。山田氏がヒアリングなどの結果出した結論が、「504iでは何が最も大きく変わるのか。グラフィックスだ」というものだった。

 高解像度化することで、表示される画像は「毛先までくっきり。人肌の滑らかさも再現」(山田氏)されるようになる。504iの特徴を最も活かせるのは、高解像度の画面だという判断だ。

 解像度の高さを活かすため、N504iでは新しいフォントも採用している。シャープが液晶のために開発したLCフォント(Liquid Crystal Font)だ。LCフォントはアンチエイリアス処理を施すことで、ジャギーなどを緩和し、滑らかで線幅も太くすることを実現している。「高精細で最も威力を発揮するフォントだ」(山田氏)

 山田氏は、携帯の液晶の高解像度化の流れは止まらないと見ている。ちょうどデジタルスチルカメラの画素数が次々と上がっていったように、携帯ディスプレイの画素数も向上するという。「ユーザーは画質が高いものに目が慣れてきた。デジカメと同じように、携帯も画素数の戦いになる」(山田氏)

 この見方は、携帯向け液晶パネルメーカーも同じだ。サイズが2.2インチで打ち止めになると考えるメーカーが多い中、力を入れているのは高解像度化である(4月16日の記事参照)。

高精細をフォローする機能、実現した機能

 高解像度化といっても、“単に液晶パネルを載せました”だけでは実現できない。課題の1つは、これまでの低解像度向けのコンテンツがうまく利用できないことだ。そのままでは待ち受け画像は小さく表示されてしまうし、iアプリも解像度に影響を受ける。NTTドコモのiモード企画部長、夏野剛氏がしばしば語るように、「携帯の機能とコンテンツは歩みを合わせていかなくてはいけない」のだ。

 あるコンテンツプロバイダは、「N504i向けに専用のコンテンツを準備した」と語る。準備した、といっても120×120ピクセルで準備した壁紙を、N504i用に拡大して提供するわけにはいかない。いちから作り直しになる。それでも、コンテンツプロバイダが対応を進めるのはトップシェアのNEC製iモードだからという面もあるのだろう。

 “NECが携帯電話の進化をひっぱった”──N504iの高解像度への挑戦を、そう表現することもできるのではないだろうか。

シンプルで、ニュートラル。飽きのこないデザイン

 さて、N504iの疑問の1つは、外見がほとんど変わっていないように見えるということ。

[斎藤健二, ITmedia]

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