Mobile:NEWS 2002年6月26日 10:47 PM 更新

携帯電話をPDAのように使ってみたら――?

毎日さまざまなデジタル機器を持ち歩かなければならない記者稼業。情報を効率よく閲覧するために、携帯電話にPDAの機能の肩代わりをさせてみた

 ノートPC、デジカメ、Pocket PC、Palmデバイス、携帯電話──筆者が毎日持ち歩く機器一式だ。携帯電話は首にぶら下げ、PDA類はすぐ取り出せるようリュックのポケットに、デジカメやノートPCはリュックの中に……と、入れる場所を分けてはいるものの、急いでいるときにごそごそリュックを引っかき回すのはやはり面倒。

 「PDAの機能を携帯電話で代行させられたら便利かもしれない」と思ったのがことの始まりだった。仕事上でPDAを使う際に利用する主な機能はスケジューラとToDo。これを携帯電話上で実現するための方法を考えてみた。

 筆者が使っているのはJ-フォンの「J-SH51」(J-SH51リンクリスト参照)。VGA撮影が可能な31万画素モバイルカメラを搭載、音楽を聴くことができ、SDカードスロットも備えている。これのおかげでMDプレイヤーを持ち歩く必要がなくなり荷物をひとつ減らすことに成功。ちょっとしたメモもモバイルカメラで撮影してSDカードからPCに移して見るといったことができるため、いちいちデジタルカメラをリュックから取り出す必要もなくなった。


毎日持ち歩くリュックの中身。資料や雑誌、DVカメラや三脚を入れることもあり、リュックの中身はかなりごちゃごちゃする。化粧品を入れる隙間はなく、会社に「置き化粧品」をしている状態

メールのフォルダ分けと携帯のスケジューラを連動させると

 J-SH51のスケジューラは、件名や日時、アラームの設定、128文字までの内容を入力できる。アラームは予定時間の前に鳴らすこともでき、鳴動音や時間、バイブ設定も行える。けっこう便利に使えるのだが、携帯電話のダイヤルキーでは取材先の住所などを入れるのが面倒という難点がある。


J-SH51のスケジューラ。設定はかなり細かく行える。毎日、毎週のスケジュールや月間、年間を通したスケジュール設定なども行え、入力したスケジュールの一覧表示もできる(左・中)。しかし、待ち受けカレンダー上には日にちの下に下線が引かれるのみで内容までは一瞬で分からない。入力もダイヤルキーでは面倒

 そこで予定内容をPCからJ-SH51にメールで転送、J-SH51側に「Schedule」という名前のメールフォルダを作成して入れておくことにした。J-SH51は受信フォルダを9つまで作成できるので、この中の1つを「Schedule」として利用するのだ。


9個まで作成できるフォルダに「Schedule」や「ToDo」フォルダを作成、その中にメールを入れておく。「Train」には「駅前探検倶楽部」の路線検索結果を送っている(左)。J-SH51の場合、メールを選択するだけで画面下にテロップ表示が流れるため、いちいち個々のメールを開かずに内容を確認できる(左中・右中)。本文には念のため詳細を書いて送っている(右)

 今は送信したメールを手動で「Schedule」フォルダに入れているが、J-SH51はメールアドレスで判別する自動フォルダ振り分けにも対応しているので、予定送信用アドレスをPC側で決めておいて、J-SH51でフォルダ分け設定をしておけば、自動的に「Schedule」フォルダに入れることもできる。

 J-SH51は、件名と内容が画面下にテロップ表示で流れるようになっている。J-SH51のスケジューラではアラームと簡単な概要だけ設定しておいて、アラームが鳴ったらメールの「Schedule」フォルダにアクセスして内容を確認するという使い方ができるようになった。

 PCから送るときには、件名に場所や時間などの重要なことを入れておけば、メールをいちいち開かなくても下に出てくるテロップ表示だけで概要を確認できる。

 ToDoも同じようにフォルダを作って、PCから送られたメールを入れて利用している。携帯電話には毎日なにかしらのメールが来るので、ほかのメールが来たときついでにチェックして、終わったらメールを削除するといった具合だ。PDAのように優先順位を付けたりカテゴリ分けはできないが、出先で買わなくてはいけないものの確認をするぐらいなら便利に使える。

 問題があるとすれば、スーパーメールで受信するため、1パケットあたり0.3円の料金がかかってしまう点。携帯電話に直接入力するか、PDAのスケジューラを使えば無料なのに、この方法だと料金がかかってしまうのだ。今は「スーパーメール」を受信した際にサーバーメールボックスから届く192文字までの「受信通知」が無料のため、192文字以内に内容を収めればお金をかけずに閲覧できるが、9月からは有料になる(5月15日の記事参照)。便利さを取るか、それとも面倒でもタダで済ますかは、使う人次第だろう。

だからといってPDAを持ち歩かなくなるわけではない

 MDプレイヤーは持ち歩かなくなってしまったが、PDAが現役を引退するということはない。出先で通信キャリアの情報更新をチェックするのにはPocket PCが便利だし、アドレスやスケジュール、メモ帳などの大量の情報を検索するには、長年使っているPalmデバイスのほうがやはり便利なのだ。

 また、PDAは情報のカテゴリ分けもでき、なんといってもPCとの情報の同期ができる(au携帯電話は別売りのソフトウェアでPCとの同期が可能)。携帯電話でもメモリダイヤル編集ソフトでPC上のデータの取り込みは行えるが、データ同期への対応はまだ遅れている部分だ。

 携帯電話をPDAのように使うという意味で、今後搭載してほしい機能を考えると、PCとのデータ同期、プライベートとビジネスで使い分けできるメモリダイヤル登録、検索機能の強化などといった機能が思い浮かぶ。一般的な携帯電話の利用者にはあまり必要ない機能かもしれないが、ビジネス用途で使うためには必須の機能だ。

 携帯電話がPCのような機能を積んでくるのだとすれば(6月17日の記事参照)、このような機能へのアプローチにも期待したい。

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[後藤祥子, ITmedia]

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