Mobile:NEWS 2002年7月15日 04:08 PM 更新

クアルコム、WIRELESS JAPANでダウンロード型BREW対応アプリをデモ

クアルコムはWIRELESS JAPANにおいてダウンロード型BREW対応アプリケーションのハンズオンデモンストレーションを行う

 クアルコムジャパン(以下クアルコム)は、7月17日から19日に東京ビッグサイトで開催される「EXPO COMM WIRELESS JAPAN2002」において、ダウンロード型BREW対応アプリケーションのハンズオンデモンストレーションを行うと発表した。

 デモには国内外のアプリケーション・プロバイダ約10社の協力を得て、開発進行中の3Dエンジン、ストリーミング、インスタント・メッセージング、キャラクター・メッセージング、MIDIアレンジャー、アニメーション・エンジン、SVGプレイヤー、グループウェアなどが出展される。

 会場には京セラ製「A1012K」、東芝製「C5001T」にBREWを搭載したau端末が10数台展示され、実際にダウンロードしたりアプリの使用感を試すことができるという。


デモ機として用意される「A1012K」(左)と「C5001T」(右)。両端末ともBREW未搭載端末だが、デモ用にBREWを搭載して展示される

 BREWは小型で軽量なCDMA対応ワイヤレス通信機器向けのアプリケーション開発プラットフォーム。C/C++言語で書かれ、JavaやXMLなどほかの言語で作成されたアプリケーションもサポートする。デベロッパー、OEM、ワイヤレス・アプリケーション開発、端末の環境設定、アプリケーションの配信、課金、支払いなどエンド・ツー・エンドのソリューションを提供している。

 ダウンロード型BREWアプリの対応端末についてKDDIは「今年度中に発売する新機種で対応」としている。

 また、クアルコムは、英語および韓国語サイトに続き、日本語版BREW専用Webサイトを開設した。同サイトでは、日本語版BREW用SDKのダウンロード提供、BREWを利用するアプリケーション開発者向けのトレーニングおよびサポート情報、BREWを実際に利用している移動体通信事業者や端末メーカーの紹介、関連ニュースやセミナー情報など、BREWに関する情報やリソースを提供する。

出展社一覧

メーカーアプリ概要
富士通メッセンジャー-
エイチアイ3Dグラフィックスエンジン及びそのサンプルコンテンツ3Dグラフィックス用MascotCapsuleエンジンを様々なBREWアプリケーションから利用可能にするライブラリアプリケーション
KDDI研究所Walking NaviW3Cによる世界標準のベクトルフォーマット(SVG)準拠の要約地図とgpsOneTMを組み合わせた位置情報アプリケーション
ケイ・ラボラトリーSWF使用アニメーション・デモFlashのSWFコンテンツを携帯電話のBREWプラットフォーム上で再生することができる小型で高速なアニメーション・エンジン
Logicool Companyビュー・ライブ・ウェブカム位置情報管理システムとSMS通知機能を利用して、BREW対応端末からライブ・ウェブカムにアクセスし、モニターすることが可能
メディアソケットマルチメディアメッセージングサービスBREWを活用したマルチメディアメーラー。アニメーションやメロディメール・PC メール閲覧・友達同士の掲示板などが利用できる
日本電気待ち受け画面型天気予報配信キャラクター待受時計と時報や天気情報等の通知が可能。毎時更新される様々な天気関連情報は、GPS機能を利用して検索される住所(町・字レベル)の地点に合わせ提供される
翔泳社BREW SEARCHニュース・天気予報・株価などあらかじめ設定した情報を待ち受け画面アプリに自動配信し表示するサービス

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関連リンク
▼ クアルコムジャパン

[後藤祥子, ITmedia]

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