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2002年8月22日　10:41 PM 更新

CFタイプも登場！　メール専用つなぎ放題サービス「U-MAIL」を試す（1/2）

約4万円の先払いだけで1年間、32Kbpsでのメール送受信とテキストベースのWeb閲覧が使い放題。日本通信が発表した新データ通信サービス「U-MAIL」だ。さっそくその機能を試してみた

最大128Kbpsのプリペイドつなぎ放題サービス「bモバイル」を提供する日本通信が、新サービス「U-MAIL」を発表した。電子メールの送受信を基本に据えた「bモバイル」機能限定版ともいえる同サービスは、機能が制限される分、低価格化が図られている。またbモバイルとしては初めてCFタイプの端末が投入され、PDAユーザーにも身近なサービスになった。

低コストな使い放題インターネット接続サービスU-MAIL

　U-MAILの特徴は、つなぎ放題はそのままに、機能を電子メールの送受信とテキストベースのWebブラウジングに限定することで価格を抑えた点。店頭予想価格は1年間の使用料込みで4万円前後。月当たりに換算すると3300円程度になる。価格には端末代も含まれるので実質は月額3000円程度の使用料になるだろう。

　つなぎ放題のインターネットをフルに1年間利用できる「U100」と比べると、最大通信速度が32Kbpsであること、インターネット接続で利用可能なサービスが電子メールの送受信（SMTP、POP3、IMAP4プロトコル）、テキストベースのWebブラウジングのみと制限されている点が異なる。なお、Webブラウジングは、日本通信が提供するProxyサーバを経由しての利用となる。

　bモバイルがユーザー向けに提供するメールブースター、「Venus」も利用できる（4月23日の記事参照）。Venusでは専用クライアントソフトをインストールしておくことで、送受信されるメールをメールクライントと同社のプロキシサーバ間で全自動で可逆圧縮して通信する。U-MAILでは通信速度が最大32Kbpsに制限されているため、これが有効に機能する。

　bモバイルではPCカードタイプのみの提供だったが、U-MAILでは新たにCFタイプもラインアップされた。端末はNECインフロンティア製DDIポケット向けAirH"端末「CFE-02」と同等製品と思われる。スロット挿入時の出っ張りも少なく、PCやPDAへの挿しっ放しには都合がいい。

　PCカードタイプは本多エレクトロン製でbモバイルと同等だ。もちろん通信速度は最大32Kbpsであり、128Kbpsとしては利用できない。

U-MAILのCFタイプ端末。CF TYPE II対応でドコモの「P-in memoryなどよりもわずかに小さい。左は付属のケース

PDAやPCに挿した場合の出っ張りはこの程度。出っ張りは小さく、強度的にも挿しっぱなしで持ち歩いてもさほど不安はない

[坪山博貴, ITmedia]

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