Mobile:NEWS 2002年9月25日 10:04 PM 更新

可動式アンテナの送受信能力は〜「AH-N401C」を試す(2/2)


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不安定な電波状況ではどうか

 次にロケーションを変え、電波状態の悪い場所での比較を行った。アーケードの中にある喫茶店で、最も入口から遠い席では音声端末も圏外になってしまう場所だ。今回は音声端末である「KX-HV200」でアンテナを伸ばしてもアンテナバーが1〜2本という、店内中ほどの席に陣取った。

 各端末での基地局の捕捉状態を見ると、受信感度はAH-G10がずば抜けて良好。続いてアンテナを立てた状態の本製品、AH-H401Cが続く。AH-G10を除くとデータ通信に利用できそうな基地局はよくて2局という状態だ。

 本製品でアンテナをたたんだ状態はとてもデータ通信が行えるとは思えないような受信状態。実際ISPへの接続は何度リトライしても行えなかった。


左からAH-N401Cでアンテナを立てた状態、たたんだ状態。外した状態。ここでも外した方がたたんだ状態よりも受信状態はいい。


左がAH-G10、右がAH-H401C。AH-G10がずば抜けて受信状態がいいことが分かる。AH-N401Cもそうだが、やはり可動アンテナの意味は大きい

 どの製品でも通信中にインジケーターが圏外を示しデータの送受信が途切れることも多く、結果的に3Kbpsといった結果になる場合もあった。「SpeedTest」での受信速度は非常にバラツキが大きかったため、ここではおおむね10回程度ずつ計測して最高の結果を採用している。複数結果をサンプリングするにはあまりに膨大に計測を繰り返さなければなかない状態だったためだ。

 結果は高速な順でAH-G10、本製品でアンテナを立てた状態、AH-H401C、本製品でアンテナを外した状態となった。AH-G10と本製品でアンテナを立てた状態の受信速度の差は小さく、本製品の可動アンテナの有効性が証明されている。

 アンテナを外した状態では、通信速度こそ低下しているが問題なく計測が行えており、内蔵アンテナの性能も侮れない。基地局の捕捉を考慮すると驚異的な粘りだ。同社のCF型AirH"端末である「CFE-02」も内蔵アンテナのみでよく粘るといわれていたが、この伝統は引き継がれているようだ。


左が本製品でアンテナを立てた状態、右がアンテナを外した状態。アンテナを外した状態では半分近くまで通信速度が低下した


ここでもAH-G10が最速。内蔵アンテナのみのAH-H401Cは少々苦しい感じだ

 なお数値に出ない部分を補足しておくと、データ送受信が最も途切れにくかったのはAH-G10で、アンテナを立てた本製品とAH-H401Cは同程度の頻度でデータ送受信の途切れが見られた。本製品でアンテナを外した状態ではインターネットへの接続も必ず数度のリトライを要した。AirH"の性格上、接続してしまえばなかなか切断されないが、1度データの送受信が途切れると再度データが送受信されるまでに時間がかかることも多かった。



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[坪山博貴, ITmedia]

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