Mobile:NEWS 2002年10月23日 03:32 PM 更新

FOMAの人口カバー率が82%に

FOMAのサービスエリアが着実に広がっている。人口カバー率は、全国で82%がエリアに入るほか、首都圏では約95%まで達する

 NTTドコモは10月23日、10月末にかけてFOMAサービスエリアの拡大を図り、全国の人口カバー率が約82%になると発表した。今後、2002年度末には90%、2003年度末には97%まで人口カバー率を高めていく。

 また10月末の段階で、首都圏の人口カバー率は約95%に達する。

 FOMAのサービスエリア拡大は、ロードマップ通り順調に進んでいるが、契約者数増には直接結びついていない。9月は全国で2200増と過去最低水準だっただけでなく、首都圏では-1300と純減となってしまった。

 また待受時間を125時間に伸ばし、満を持して投入した新端末「FOMA T2101V」も、不具合によって販売を停止するなど(10月18日の記事参照)、FOMAには逆風が吹いている。

 これまで「2003年3月までに130万契約」を宣言して譲らなかった(7月26日の記事参照)ドコモの立川社長も、最近では「下方修正もやむを得ない覚悟」とし始めた(9月5日の記事参照)。



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関連リンク
▼ NTTドコモ
▼ ドコモ ニュースリリース

[斎藤健二, ITmedia]

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