折りたたみでも“気くばり”健在の「A5303H」(1/3)「SH-Mobile」搭載による高レスポンス、斬新なデザイン……。日立のau端末「A5303H」の特徴はそれだけではない。気くばりセンサーに代表される、日立独特の機能も見逃せない
auでは初の「EZWeb」「カラー液晶」端末をリリースするなど、これまでは話題先行が多かった日立製端末。「A5303H」も高レスポンスの“ムービーケータイ”という点にフォーカスが当たりがちだが(2002年12月の記事参照)、“気くばり機能”に代表される使い勝手向上への追及も受け継がれている。
auの日立製端末に引き継がれている“気くばり機能”とは、柔軟な待受け設定のことだ。一般に言うマナーモードの拡張で、側面のスライドスイッチで待ち受けモードを容易に切り替えられる。 待ち受けモードは3つ設定できる。うち1つは標準的な待ち受けモードとされているから、例えば“マナー”と“ドライブ”モードを持つ最近の端末と比較すれば3つの待ち受けモード自体は特段多いわけではない。 ほかの端末と異なるのは3つの待ち受けモードがそれぞれカスタマイズできる点だ。設定可能な内容は以下のようになる。
実際にはさらに音声着信、Eメールフォルダ毎……といった着信音量や着信音を設定できたりするのだが、ここで列挙するには多すぎるので、後述する。筆者がここで重要視したいのは「誰かな着信」だ。 「誰かな着信」とは電話帳の個別、もしくはグループ単位で着信音、着信音量などを変更できる機能で、これだけならよくある機能。本機の場合“誰かな着信”の有効無効を、待ち受けモードごとに設定が可能なのだ。 これがどう便利なのか。例えば電車で移動中や会議中はどこからの着信でも決して着信音を鳴らしたくない、こういう場合の待ち受けモードでは“誰かな着信”を無効にしておけばいい。逆に、単にオフィスにいる、就寝中などの場合、緊急、例えば仕事関係の電話だけは着信音を鳴らして、ほかはバイブレータだけという場合の待ち受けモードなら“誰かな着信”を有効にすればいい。
こういった柔軟な待ち受けモードの設定機能は、今どきに求められるケータイ利用者の気くばりを容易にし、利便性を高めてくれる。 待ち受けモードごとに着信音を変更できるのも便利だ。実はこれができる端末はそう多くなく、単にワンタッチでの着信音の切り替えにも利用できるからだ。自宅と外出時で着信音を切換えるような用途にも簡単に活用できるのだ。
本製品の着信音設定は極めて強力だ。当たり前の機能として音声・Eメール・Cメールで個別の着信音、着信音量が設定できる。前述の「誰かな着信」では電話帳の個別、またはグループ単位で音声、Eメール、Cメールの着信音/着信音量を設定することも可能だ。 Eメール、Cメールでは鳴る時間を秒単位、または1サイクルの設定が可能で、今どきの基本は抑えている。 本製品がさらに便利なのはEメールの受信フォルダごとにも着信音、着信音量を設定できること。自動フォルダ分け機能と併用すれば、重要なメールだけ着信音を鳴らす、仕事とプライベートでメールの着信音を鳴らし分ける、着信音量を変える……といったことまでできる。
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