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2003年2月6日　05:39 PM 更新

フュージョンも「固定→携帯」接続、1分20円

フュージョンコミュニケーションズは、1分20円という低価格での固定発信、携帯着信サービスを提供する。海外事業者の回線を経由する方式

　フュージョン・コミュニケーションズは2月14日から、固定電話発信、携帯電話着信の通話サービスを提供開始する。1分20円という、低廉な通話料が特徴で、全国で利用可能。

　ユーザーは「090」番号の前に、事業者識別番号を入力することで、サービスを利用できる。同社の課金システムに登録しているユーザーが対象で、既にマイライン登録しているユーザーなどは、新たな手続きの必要はない。

　従来、固定発信、携帯着信での通話は、たとえばNTTドコモの携帯電話にかけた場合が3分80円など、固定電話同士の通話と比較して高めに設定されていた。これは、通話料の料金設定権が携帯キャリア側にあるのが原因ともいわれ、一部の事業者から反発の声も上がっていた（記事参照）。

　昨年には平成電電が、自社インフラと海外事業者を相互接続し、そこから携帯キャリアに接続するという変則的な方法によって、携帯キャリアの設定した料金ではない価格（3分60円）のサービスを開始。今回、フュージョン・コミュニケーションズも、同様の手法により低料金でのサービスを実現した。

　なお、海外経由で着信するためダイヤルの際は「0038」＋「010」＋「81」（それぞれ「事業者識別番号」＋「国際電話を示す番号」＋「国番号」）とダイヤルした上で、相手先番号「090」の「0」をとった数字を入力する必要がある。ただし、ユーザーの利便性を考慮して、「0038」＋「090番号」でも通話できるようになるという。

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