キーボード搭載の薄型CLIE「PEG-TG50」ファーストインプレッション(2/2)
またTG50には、NZに搭載されたドキュメントビューワ「Picsel Viewer」がバンドルされている。このソフトはビジネスマンをターゲットとしたTG50の大きなウリになる。 「Picsel Viewer」は、オフィスで使う標準的なビジネスソフトのファイル(Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Adobe PDF)に加え、HTMLや画像ファイル(JPEG/GIF/PNG)の閲覧をサポートしている。今までのPalmwareのように専用のコンバータを使ってわざわざ変換する必要がなく、PC用のファイルをそのまま閲覧できるのだ。 試しにPDFファイルを閲覧してみたところ、メモリースティックからの読み込みに多少の時間はかかるものの、使い勝手はいい。画面上でスタイラスペンを滑らせると、その方向へドキュメントがスクロールし、画面左のスライドバーを上に動かすと拡大、下に動かすと縮小の表示ができる。薄型ボディでありながらこれらの動作がPC並みに軽快に行えるのは、ARM対応機ならではだ。
T600シリーズからの買い換えを考えるユーザーの視点からTG50を見てみると、画面切り替えの速さやストレスのないATOKの文字変換が印象的。ソフトウェアリセットも高速化されて、システムの起動に5秒とかからない。メモリースティックへのアクセスもスムーズで、ほとんど待たされずにファイルやディレクトリが表示される。これはCPUが、T600シリーズのDragonballからIntel PXA250に変わったことによる恩恵だ。 インタフェース部の変更点としては、Bluetooth機能の内蔵が挙げられる。T600シリーズでは、Bluetooth機能はメモリースティックモジュールで提供されており、これを使うと唯一の外部メモリであるメモリースティックが使用できなかった。TG50ならBluetoothを使ったネットサーフィン中にもメモリースティックへのアクセスが可能だ。 なお、AirH"などのPHS通信カードを使用する場合には、別売りの通信アダプタが必要。本体は分厚くなるが、アダプタから本体に電源が供給されるので、バッテリーの残量を気にせずに通信が行える。 メールを読んだり、インターネット上の情報を確認したりと、外まわりが多い営業マンもシッカリとサポートしてくれるだろう。
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