KDDI、「1x EV-DO」試験サービスを4月30日スタート KDDIは、第3世代携帯電話の高速データ通信「CDMA2000 1xEV-DO」方式の試験サービスを4月30日から都内の一部で開始すると発表した
KDDIは3月28日、第3世代携帯電話の高速データ通信「CDMA2000 1xEV-DO」方式の試験サービスを4月30日から都内の一部で開始すると発表した。
サービスエリアは東京都の15区(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・渋谷区・品川区・目黒区・豊島区・中野区・板橋区・北区・荒川区・墨田区)の内、環状7号線の内側で隅田川以西の地域。KDDIのISP「DION」に接続し、2GHz帯を使用した無線パケット通信データサービスが利用できる。 モニターにはPCデータ通信用端末「DO-BOX」(ディーオー・ボックス、京セラ)が提供される。通信速度は下り最大2.4Mbps、上り最大153Kbps。PCとはUSBで接続し、別途AC電源が必須となる。PCの対応OSはWindows 2000/XP。
モニターは500人を募集する。応募は3月28日午後3時から4月3日午後6時まで、専用Webページで受け付ける。モニターは、通信料金を含めてすべて無料でサービスを利用できるが、端末はサービス終了時に返却する必要がある。試験サービス終了は10月を予定している。
KDDIによると、2GHz帯を使う今回の試験サービスは「どんなネットワーク特性かなど、ネットワークの検証」が目的。主力は秋に予定している800MHz帯でのサービスとなる。 現在のCDMA2000 1xなどは800MHz帯でサービスされており、秋からのサービスはCDMA2000 1xとEV-DOのデュアルサービスとなる見込み。EZwebなどのWebサービスもEV-DOネットワークで受けられるようになる。 ただし、試験サービス後も2GHz帯でのサービスは継続する予定。「2GHz帯は、よりデータに特化したネットワークサービスとして、800MHz帯の補完的な役割」(KDDI)。 CDMA2000 1x EV-DOは、米Qualcommが開発したデータ専用のネットワークサービスで、インターネット型のデータに特化したことで高速度と安いビット単価を実現した。最高通信速度は下り2.4Mbpsだが、平均速度は1Mbps程度とされている。
関連記事 KDDIの「1x EV-DO」の概要が明らかに〜まずは23区内 KDDIは、パケット型のデータ通信に特化した「CDMA2000 1x EV-DO」の導入を予定している。まず2GHz帯を使って東京23区に導入、続いて音声端末向けに800MHz帯への導入も進める 「EV-DOで完全定額制は可能」とクアルコム 3G端末に順調に推移するKDDIは、さらに高速なデータ通信方式「CDMA2000 1x EV-DO」の試験サービスを今年4月から開始する。しかし「EV-DOでも完全定額料金は非現実的」というのがKDDIの最近のコメント。クアルコムは「技術的には定額制は可能」と言うが…… KDDI、2003年4月よりCDMA2000 1xEV‐DOの試験サービスを開始 KDDIは2GHz帯をデータ通信専用に使う意向を明らかにした。最大2.4Mbpsのデータ通信速度を持つ1xEV-DOを用いる。音声通信については、引き続き800MHz帯を用いていく。 CDMA2000 1x EV(HDR)はなぜ安い?──HDRの仕組み 試験サービスが開始されているNTTドコモのFOMAに対して、CDMA2000 1x/1x EVを採用するKDDIは、低コストをウリ文句としている。低コストを可能にするCDMA200 1EVこと「HDR」とはどんな技術なのか。クアルコムジャパンに聞いた 関連リンク KDDI ニュースリリース KDDI [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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