WRISTOMOに搭載された機能、見送られた機能ドコモMMターミナル開発部担当課長の入鹿山剛堂氏への取材(4月14日の記事参照)を通してWRISTOMO(3月26日の記事参照)の魅力やメリット、モノづくりの熱意は十分に伝わってくる。だが、決してスペックに優れたPHS端末ではないのも事実。レビュー(4月10日の記事参照)の際に感じたいくつかの疑問を投げかけてみた。
「電磁誘導に使うコイルが大きいため、本体の厚みが増してしまいます」。
「WRISTOMOは連文節変換を採用しています。予測変換についてはライセンスの問題で実装できなかったのですが、次回作では対応を検討します」。
「ケーブルを同梱できない最大の要因はコストの問題です。P-inシリーズなどのPHSカードをパソコンに挿していただければ、PHS回線を経由することでシンクロ機能は使えますので、通信料はかかりますがそちらをご利用いただければと思います」。
「今回の商品の意味は、腕時計型のデザインが受け入れられるかどうかを市場に問うことにあります。販売規模が数千台ということもあり、あまり機能を詰め込めなかったという実情もあります。この商品によってPHSの契約数が増えるという期待はしていなくて、むしろ契約数を増やすのであれば違うアプローチがあったでしょう」。 関連記事 開発者に聞く「WRISTOMO」の真実 SF映画に出てきそうなデザインが話題を呼んだドコモの腕時計型PHS「WRISTOMO」。初号機の売れ行きが今後の開発を左右するという いつ、誰が、何に使う? 腕時計型PHS「WRISTOMO」 スパイ映画やSF映画に登場しそうなドコモの腕時計型PHS「WRISTOMO」。PHSとしての使い勝手を試した 写真で見る、腕時計型PHS「WRISTOMO」 ギミックに溢れた腕時計型PHS「WRISTOMO」。Webでの販売はまだだが、一足お先に写真で紹介する ドコモ、“変身する”腕時計型PHS「WRISTOMO」 ドコモは腕時計型のPHSを開発、販売する。ワンタッチで腕から取り外し、通常の携帯電話のように通話できる。生活防水やOutlookとの同期機能も搭載した Mobile Weekly Top10:腕時計型PHS、あなたは欲しい? ドコモの腕時計型PHS「WRISTOMO」は、いろいろな意味で衝撃的な端末だった。映画の中から飛び出したようなデザイン、実用性を考えた数多くの機能……。さて皆さんは買いますか? ドコモ、腕時計型のウェアラブルPHSを開発 NTTドコモは腕時計型のウェアラブルPHS「Wristomo」を開発した。通話やメール、iモードサイトの閲覧が可能だ 「WRISTOMO(リストモ)」、ブラウザに「Compact NetFront」採用 関連リンク WRISTOMO専用サイト NTTドコモ [江戸川, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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