固定→携帯の「選択中継」実現へ 〜ドコモが接続条件公開NTTドコモは、固定→携帯の通話サービスで、選択中継接続の実現に向け事業者間の接続条件を公開する。早ければ2003年度末には、接続が始まる見込みだ。
NTTドコモは7月15日から、固定電話発信、携帯電話着信(固定→携帯)の通話サービスで、中継事業者が料金設定権を持つ「選択中継接続」の実現に向け、事業者間での接続条件をホームページ上で公開する。6月17日に総務省から料金設定権の方針(記事参照)が公表され、“選択中継を導入すべき”と明記されたことをうけて、具体的な手続きが始まった。 今回、ドコモが公開した事業者間の接続料金は、以下のとおり(いずれも時間帯・距離区分なし)。中継事業者にすれば、この分が固定→携帯サービス提供時に、携帯キャリアに支払うべき費用となる。
中継接続を開始すると見られる事業者の1つ、ケーブル・アンド・ワイヤレスIDCは「明日公開される内容を見てから、接続を検討したい」とコメント。ドコモによれば、実際に接続が開始されるのは、2003年度終わりから、2004年度早々になる見込みだ。 選択中継が導入されると、ユーザーは通話の際に、複数事業者の料金体系から選択できる。具体的には、番号入力時に先頭に「00XY」からなる事業者識別番号を入力することで、その事業者の料金体系で通話できる。なお、事業者識別番号を入力しなかった場合、従来どおり携帯キャリアの設定した料金が適用される(解説記事参照)。
関連記事 固定→携帯通信、料金設定の方針を公表 総務省は6月25日、固定電話発、携帯電話着の通信で料金設定をどう行うべきかの方針を策定した。中継接続事業者に、料金設定権を認めると明記された。 “中継接続”が望ましい理由 総務省の研究会がまとめた報告書案では、固定→携帯通信のあり方について、中継事業者が料金設定権を持つ“選択中継”が望ましいと明言されている。なぜ、このようにはっきりとした結論が出たのだろうか? 関連リンク ドコモ ニュースリリース ドコモ [杉浦正武, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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