「N505i」に「SH-Mobile」が搭載ドコモの「N505i」には、ルネサステクノロジの「SH-Mobile」がアプリケーションプロセッサとして搭載されている。マルチメディア関係の処理を中心に、大幅な高速化が図られる。
日立製作所と三菱電機の半導体合弁会社、ルネサステクノロジは7月15日、NTTドコモ向けNEC製端末「N505i」に、アプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」が搭載されていることを発表した。 ルネサステクノロジによると、このSH-Mobileはカスタム品で詳細なスペックは明かされていない。各種マルチメディア処理に使われるほか、Webブラウザなどの動作にも利用されているという。 SH-Mobileは、日立製作所が開発した携帯電話向けアプリケーションプロセッサ(2002年6月の記事参照)。SH-3コアとDSPをベースに動作する。さまざまな種類のベースバンドチップと接続が可能なMFI(Multi Function I/F)を備えることで、従来のソフト資産を生かしながら、アプリプロセッサが搭載できるのが特徴。 これまでSH-Mobileは、日立製作所製の「A5303H」(2002年11月の記事参照)、京セラの「A5305K」(4月22日の記事参照)、日本無線(JRC)のPHS「AH-J3001V/J3002V」(2月27日の記事参照)に搭載されたことが発表されているほか、未発表の搭載機もある。また海外向け端末でも搭載例がある。 同社では、月産100万個の規模でSH-Mobileの生産を行っているという。
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