森精機の工作機械にKDDIのCDMA2000 1xモジュールKDDIの通信モジュールが、工作機器に搭載される。オンラインによる機器監視を、インターネットを通じて一元化できる。海外向け機器への搭載も想定している。
森精機とKDDIは9月2日、森精機の各種工作機械にKDDIの「CDMA2000 1x」に対応した通信モジュールを搭載することで合意したと発表した。2004年1月出荷の製品から搭載し、通信を活用したサービスも提供していく。今後「CDMA2000 1x EV-DO」への対応も予定している。 これまで自動販売機やカーナビなど車載機器には通信モジュールが利用されてきたが、工作機器への搭載は初めて。 通信モジュールを搭載することで、異常アラームや稼働状況データの送信が行えるようになり、オンラインによる工作機械の24時間監視に活用する。また通信モジュールのGPS時計機能、位置情報機能を活用することで付加価値を付ける。 こうしたオンラインサービスは、従来は無線LANなどを用いていたが、通信モジュールを使うことでサーバを一元化でき、外からの管理も容易になる。今回は森精機がサーバを用意し、顧客はインターネットに接続できる環境があれば利用できる。さらにKDDIの位置情報サービス「GPS MAP」を活用した保守サービスも提供する。 今後海外への輸出製品についても、「海外向けの通信モジュールをKDDIが窓口となって納入する」(KDDI)。
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