Mobile:NEWS 2003年9月2日 02:20 PM 更新

森精機の工作機械にKDDIのCDMA2000 1xモジュール

KDDIの通信モジュールが、工作機器に搭載される。オンラインによる機器監視を、インターネットを通じて一元化できる。海外向け機器への搭載も想定している。

 森精機とKDDIは9月2日、森精機の各種工作機械にKDDIの「CDMA2000 1x」に対応した通信モジュールを搭載することで合意したと発表した。2004年1月出荷の製品から搭載し、通信を活用したサービスも提供していく。今後「CDMA2000 1x EV-DO」への対応も予定している。

 これまで自動販売機やカーナビなど車載機器には通信モジュールが利用されてきたが、工作機器への搭載は初めて。

 通信モジュールを搭載することで、異常アラームや稼働状況データの送信が行えるようになり、オンラインによる工作機械の24時間監視に活用する。また通信モジュールのGPS時計機能、位置情報機能を活用することで付加価値を付ける。

 こうしたオンラインサービスは、従来は無線LANなどを用いていたが、通信モジュールを使うことでサーバを一元化でき、外からの管理も容易になる。今回は森精機がサーバを用意し、顧客はインターネットに接続できる環境があれば利用できる。さらにKDDIの位置情報サービス「GPS MAP」を活用した保守サービスも提供する。

 今後海外への輸出製品についても、「海外向けの通信モジュールをKDDIが窓口となって納入する」(KDDI)。



関連記事
▼ 人からモノへ〜加速するKDDIの通信モジュール戦略
携帯電話市場の飽和が見える中、通信モジュールをモノに搭載することで新市場を開拓しようという動きがある。KDDIは、通信キャリア+システムインテグレータとして通信モジュール市場でのビジネスモデルを確立しようとしている

▼ KDDIとパイオニア、CDMA2000 1xモジュール内蔵カーナビ開発で提携
KDDIとパイオニアが、CDMA2000 1x対応通信モジュール内蔵カーナビの開発とサービスで業務提携。CD/DVD-ROMに代わり、コンテンツをネット経由でダウンロードして利用するのが特徴だ

▼ トヨタの次世代カーナビ「G-BOOK」を写真でチェック
トヨタが今秋より導入する2000 1xベースのカーナビ「G-BOOK」。インターネットアクセスはもちろん、音楽データの再生やホームネットワークとの連携など多様な機能を備えている


関連リンク
▼ KDDI ニュースリリース
▼ 森精機

[斎藤健二, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!