KDDIとパイオニア、CDMA2000 1xモジュール内蔵カーナビ開発で提携KDDIとパイオニアが、CDMA2000 1x対応通信モジュール内蔵カーナビの開発とサービスで業務提携。CD/DVD-ROMに代わり、コンテンツをネット経由でダウンロードして利用するのが特徴だ
KDDIとパイオニアは8月6日、CDMA2000 1x対応通信モジュールを内蔵したカーナビゲーションシステムの開発とサービスで業務提携することに合意したと発表した。年内の商品化を目標としている。 KDDIの第3世代携帯電話サービスに対応した通信モジュールをカーナビ本体に内蔵するクライアント/サーバ型システムを共同で開発する。従来、地図情報などのカーナビ向けコンテンツはDVD/CD-ROMなどのパッケージメディアに収録していたが、新カーナビはコンテンツをサーバに蓄積。ネットワークを介して必要な時にダウンロードすることが可能になる。 携帯電話を接続することで情報を取得できるカーナビは既に商品化されているが、最高9.6Kbpsと通信速度が遅い上、回線交換方式のため通信料金が高額になるといった課題があった。 新カーナビに内蔵されるCDMA2000 1xモジュールは最大144Kbpsの高速通信が可能で、大容量データの提供も可能になる。パケット通信方式により回線交換方式に比べレスポンスも向上。既存cdmaOne網と互換性があるため、サービスエリアも全国をカバーできる。 カーナビの販売とサービス提供はパイオニアが行う。パイオニアはカーナビ市場で築いた経験とノウハウを活用し、通信型カーナビならではのコンテンツをラインアップするとしている。カーナビとサービスの詳細はパイオニアが9月中旬に発表する予定。 関連記事 技術ではなくビジネスモデル──“通信カーナビ”の課題 各社通信カーナビを一斉展示──モーターショー FOMAが実現する“通信カーナビ”──NTTとホンダ 通信カーナビは業界を「成功」へ導くか? カーナビにも進出するWindows CE──クラリオン「CADIAS」を2002年投入 次のターゲットは“通話をしない電話”──2002年、cdmaOneの狙い ドコモと日産、テレマティクスサービスで提携 関連リンク ニュースリリース(KDDI) KDDI パイオニア [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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