Mobile:NEWS 2002年8月6日 03:34 PM 更新

KDDIとパイオニア、CDMA2000 1xモジュール内蔵カーナビ開発で提携

KDDIとパイオニアが、CDMA2000 1x対応通信モジュール内蔵カーナビの開発とサービスで業務提携。CD/DVD-ROMに代わり、コンテンツをネット経由でダウンロードして利用するのが特徴だ

 KDDIとパイオニアは8月6日、CDMA2000 1x対応通信モジュールを内蔵したカーナビゲーションシステムの開発とサービスで業務提携することに合意したと発表した。年内の商品化を目標としている。

 KDDIの第3世代携帯電話サービスに対応した通信モジュールをカーナビ本体に内蔵するクライアント/サーバ型システムを共同で開発する。従来、地図情報などのカーナビ向けコンテンツはDVD/CD-ROMなどのパッケージメディアに収録していたが、新カーナビはコンテンツをサーバに蓄積。ネットワークを介して必要な時にダウンロードすることが可能になる。

 携帯電話を接続することで情報を取得できるカーナビは既に商品化されているが、最高9.6Kbpsと通信速度が遅い上、回線交換方式のため通信料金が高額になるといった課題があった。

 新カーナビに内蔵されるCDMA2000 1xモジュールは最大144Kbpsの高速通信が可能で、大容量データの提供も可能になる。パケット通信方式により回線交換方式に比べレスポンスも向上。既存cdmaOne網と互換性があるため、サービスエリアも全国をカバーできる。

 カーナビの販売とサービス提供はパイオニアが行う。パイオニアはカーナビ市場で築いた経験とノウハウを活用し、通信型カーナビならではのコンテンツをラインアップするとしている。カーナビとサービスの詳細はパイオニアが9月中旬に発表する予定。

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▼ ニュースリリース(KDDI)
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[ITmedia]

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