Mobile:NEWS 2003年9月5日 07:02 PM 更新

ハギワラ、FOMA用Bluetooth通信アダプタを開発中

ハギワラシスコムは、PDAソリューションフェアにFOMA用Bluetooth通信アダプタを参考出展した。シリアル部に取り付けて使うもので、FOMAとPC間のワイヤレス通信を可能にする。

 ハギワラシスコムは9月5日、PDAソリューションフェアにFOMA用Bluetooth通信アダプタ「F-access」(仮称)を参考出展した。12月に発売予定で、価格は未定。ハギワラシスコムでは1万円前後での販売を目指すという。


FOMAに取り付けてBluetooth経由のワイヤレスインターネット通信を可能にする「F-access」(仮称)。バッテリーの持ち時間は開発中のため明かされなかった

 F-accessは、Bluetooth機能を搭載したFOMA専用の通信アダプタ。FOMAのシリアル部に差し込めば、Bluetooth機能を備えたPCやPDAとの間でワイヤレスインターネット通信が行える。通信速度は、同社のBluetoothモバイルアクセスステーション「B-portII」(8月20日の記事参照)と同程度の200Kbpsでの通信が行えるよう開発を進めているという。

 通信時にFOMA端末のバッテリーを消費しないよう、デバイス内にリチウムイオン充電池を内蔵。Bluetooth Ver.1.1に準拠、Serial Port ProfileとDial-up Networking Profileをサポートしている。サイズは45×30×22ミリ、重さ40グラム。

 2051シリーズ以降のFOMAはマルチアクセスをサポートしているため、対応するFOMAならデータ通信時に電話がかかってきた場合、データ通信を継続しながらの通話が可能だ。

メモリースティックタイプの無線LANカードは10月発売予定

 ハギワラシスコムが発売に向け準備を進めていたメモリースティック型無線LANカード(3月28日の記事参照)は、10月中旬を目処に発売予定で、価格は1万円から1万5000円ぐらいになる見込みだという。


きわめて製品版に近い形のものがブースに出展されていた。「Bluetooth通信を行うと、ロゴの真ん中にある丸い部分がブルーに光る」(説明員)

 SDカード型の無線LANカードについては、今のところSD/IO対応機器が少ないこともあり、「発売時期は未定」(説明員)。市場ニーズを見ながら発売時期を検討するとしている。



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[後藤祥子, ITmedia]

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