Mobile:NEWS 2003年9月8日 05:39 PM 更新

電子シャッター【でんししゃったー】


 電子シャッターは、CCD(用語)を使ったデジタルカメラに用いられるシャッターのこと。銀塩カメラではレンズとフィルムの間にシャッターとなる板を置いて、その開閉によって露光を行っている。これをメカニカルシャッターと呼んでいる。

 ところがCCDはフィルムと違い、常に光にさらされていても動作をしてなければ撮像しないので、物理的な板は不要になる。つまりCCDの働き自体が一種のシャッターというわけだ。機能の簡易化、コンパクト化、不用意な取り扱いに対する堅牢性が求められるデジタルカメラにとって、物理的なスペースを必要とするメカニカルシャッターを実装しないメリットは大きい。

 電子シャッターは、シャッターボタンを押して電気信号を取り出す時間をコントロールするため、動作の伴うメカニカルシャッターよりもシャッター速度(用語)を早くすることができる。

 しかし、CCDの特性上、スミア(用語)の発生が起こりやすく、強い光を取り込んでしまうと画像に白い縦筋が混じってしまう。最近のデジタルカメラでは、スミアを防ぐために、補助的な意味合いのメカニカルシャッターを内蔵し、CCDの電荷転送中に外部の光が入らないよう配慮されている。

 カメラ付き携帯電話には受光素子としてCCD、CMOSイメージセンサー(用語)を用いたものがあるが、いずれにも電子シャッターが採用されている。

[江戸川, ITmedia]

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