Mobile:NEWS 2003年9月16日 02:04 AM 更新

使いやすさにもこだわった「A1401K」(1/3)

独自チップ「MM Drive」を搭載するなどムービー機能の充実が目を引くA1401K。エントリー端末に求められる使いやすさにもこだわっており、無駄な操作や迷いが少ないのが特徴だ。

 薄くて軽い折りたたみ型の「A1401K」(9月11日の記事参照)。きわめてスタンダードなデザインの中で目を引くのが33万画素の回転式カメラユニットだ。一見凝ったギミックにも見えかねないが、前モデルに相当する「A1013K」(2月19日の記事参照)の不便な点を改善するために、必然的に組み込まれた仕組みといえなくもない。

回転式カメラでさらに使いやすく

 前モデルのA1013Kは、カメラユニットにスライド式カバーが付いており、カバーを開けるとカメラモードに切り替わる仕組みだった。これで分かりやすい操作とレンズ部の保護を両立していたわけだ。しかし、「撮影補助用ライトが搭載されず暗い所での撮影に弱い」「ファインダー代わりの背面ディスプレイがなく自分撮りに不便(代わりに小さなミラーを備えてはいたが)」といったところが弱点になっていた。

 これらを解決したのが回転式カメラユニット。180度回転し、収納された(レンズが下を向いた)状態から上に回すとレンズが手前に、下に回すと背面側に露出し撮影が可能になる。撮影補助用ライトも一体になっており、レンズの向きにかかわらず利用できる。


回転させるとディスプレイ側、背面にこのような形でカメラユニットが登場する。すぐ隣には一緒に回転する撮影補助用ライトも付いた


このように左手でカメラユニットを回せば、自然とレンズ部には指がかからない仕組み。背面に普通にカメラユニットを内蔵したP251iS(左)、ヒンジ部に回転型カメラユニットを備えるA1301S(2月27日の記事参照・右)と比べても特に厚みはない

シンプルで使いやすい静止画撮影

 静止画撮影は極めてシンプルだ。撮影サイズはケータイモード(120×160ピクセル)とPCモード(480×640ピクセル)だけで、画質の設定などはない。

 撮影時にはフレーム合成や、セピア、モノクロといった一般的なエフェクトが利用できるほか、連写モードも備える。連写モードはケータイモードのみ対応で、1.5秒に1コマ程度で4コマを連続撮影できる。撮影後、任意のコマだけを保存できるし、4コマすべての保存も可能。連写というほど高速ではないが、動画撮影もできるのだから、高速性をそれほど重視する必要もないだろう。


撮影サイズ、エフェクトなどは特に凝ったものではない。連写モードでは、プレビューで確認して任意のコマだけ、またはすべてのコマの保存ができる

 ズームは電子式で、ケータイモードの場合のみ3倍ズームが可能。ケータイモードは縦長なので、狭い場所で集合写真を撮る場合などは、端末を横にして撮影することになる。

 撮影後のプレビュー状態から保存までにかかる時間は、PCモードでも2秒程度と十分実用的。「撮速メール」の設定をしておけば、プレビュー状態から1件の決まった相手に即座にEメールを送れる。撮速メールでも古いタイプのau端末や写メール端末で受信可能なフォーマットに変換してから送信するよう設定できる。


プレビュー画面では保存のほか、撮速メールで設定した1件の相手に即Eメールで画像を送ったり、メニューを呼び出して任意の相手にEメールを送ったりできる。撮速メールでは事前にフォーマット変換も指定できるのが便利だ

[坪山博貴, ITmedia]

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