Mobile:NEWS 2003年9月16日 02:04 AM 更新

使いやすさにもこだわった「A1401K」(2/3)


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 撮った後も快適だ。フォルダ管理は動画と同様、4コマずつのサムネイル表示に対応。表示は高速とまではいえないが、表示中でも表示処理をキャンセルしてスクロールやメニュー呼び出しなどのキー操作を受け付けるので、表示にそれほどいらいらさせられることはない。

 PCモードで撮影した画像はディスプレイで拡大表示し、スクロールして全体を見渡せ、またケータイモードサイズへの変換や一部の切り取りもできる。


PCモードの静止画は拡大表示も可能で、スクロールすれば任意の部分を拡大して閲覧できる。画像変換ではケータイモードサイズへの縮小と部分切り取りが可能だ

 画質は33万画素クラスとしては「可もなく不可もなく」といったところ。PCモードでは明らかに周辺部の描写が甘く、レンズ収差からくるボケが見られる。光学系にそれほどコストもスペースも割けないカメラ付きケータイの典型的な症状だ。しかし樽型歪みも控えめで、悪くないほうだ。


左からケータモードで最大広角、標準、最大望遠。3倍ズームなので画角の変化は大きい。光学ズームだが、最大望遠側でも画質低下は感じない

VGAサイズでは周辺部の描写が明らかに甘くなる。バスの時刻表程度なら拡大モードを利用すれば問題なく読み取れる

A1013K譲りの使い勝手が向上

 通話やEメールといった「今どきのケータイ」としての基本機能もよくできている。例えば電話帳はインクリメンタルサーチに対応しており、一覧で[1]キーを押すと、「あ」、もう一度押すと「い」のフリガナの電話帳データが先頭にくる。これはすべての端末で対応してほしいぐらい便利な機能で、対応端末が増えてほしいところだ。


電話帳では[7]キーを2回押せば、このように「み」の人が先頭に表示される。電話帳の登録数が多いユーザーにはインクリメンタルサーチは必須だ。2つの電話番号が登録されている場合に、一覧で発話ボタンを押すと使用される電話番号の設定もできる。詳細表示から番号を選ぶという手間を簡単に減らせる

 着信時にディスプレイ部を開いた場合の動作も設定できる。着信音やバイブレータの状態を継続するか、着信音だけを止めるか、完全にサイレント状態にするかといった設定が可能だ。開いただけで通話を始められる設定も用意されている。

 マナーモードは側面のマナーボタンを押すと6種類(うち2種類はユーザー設定)から選択できる。長押しすると前回と同じ設定でマナーモードが設定される。


着信時にディスプレイを開いた場合の動作は4種類から選択可能。マナーモードの動作も使うたびに選択することも、直前に利用したモードを選択することもできる

 メールはA1013Kからさまざまな部分が改善されている。新着メールがあった場合には、フォルダ一覧で最新メールが振り分けられたフォルダにフォーカスがあたるようになった。これが余計なキー操作を減らしてくれる。


メールの一覧は3行×2もしくは1行×6から選べる。1行表示では左ソフトキーを押すと、題名と送信者の表示を切り替えられる。新着メールの確認時には、最新メールが保存されたフォルダにフォーカスが当たる

[坪山博貴, ITmedia]

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