Mobile:NEWS 2003年9月17日 05:48 PM 更新

原点回帰? デジタル手帳型CLIEが参考出展

AV機能やネットワーク機能を省き、手帳機能に特化したCLIEが、年内にも発売される。厚さ11.9ミリと薄型で、6色のカラーバリエーションを用意。6色の本革カバーも発売する。

 ソニーはPC EXPO 2003の展示ブースで、“デジタル手帳型”のCLIEを参考展示した。AV関係やWebブラウザなどの機能を省き、スケジュール管理や住所録、電子辞書など手帳としての機能に絞り込んだ。

 価格を安く抑え、ビジネスマン以外の層を狙う。発売は年内を予定している。価格は2万円少々になる見通し。



ボディカラーは斬新な6色。側面に電源ボタンを兼ねたホールドスイッチを備える。ジョグダイヤルは上下キーを兼ねてセンターに配された

 紫、白、黒、赤、青、銀の6色のボディカラーを備え、本革のカバー(6色カラー)をオプションで用意する。機能を抑えることで、厚さ11.9ミリを実現。重さも抑えた。

 ハードウェアの詳細は明かさなかったが、「PEG-UX50に使った1チップのものではなく、廉価版」(説明員)のチップを使う。ディスプレイにはハイレゾリューション液晶を搭載し、ジョグダイヤルとメモリースティックスロットは備えるが、キーボードや音楽再生機能などは省いた。

 OSはPalm OS 5.2。通常のGraffiti以外に漢字の手書き入力ソフト「デクマ手書き」も搭載する。Webブラウザソフトなども省かれている。


本革製の手帳風カバーも6色用意される。別売り


隣のブースではCLIE用の投射型キーボードの試作品も展示されていた。米Canestaの技術を使い(2002年9月の記事参照)、ソニーの関連会社共信テクノソニックが開発したもので、発売は未定



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▼ 特集:WPC EXPO 2003

[斎藤健二, ITmedia]

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